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“イチロー級”のプログラマーが必要なワケ

ライフイズテック 水野雄介 CEO

  • 柳生 譲治

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2016年5月23日(月)

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 最近、子供のプログラミング教育が話題になることが増えた。海外では公教育に本格的に導入されている国も増えており、誰もが身につけるべき基本スキルだという認識が日本でも広まりつつある。プログラミングを通じて、論理的思考力や問題解決力など、いわゆる「21世紀型」のスキルも養うことができるそうだ。学ぶ利点について、プログラミングスクール「Life is Tech!(ライフイズテック)」を運営する水野雄介さんに聞いた。

オバマ米大統領もプログラミングを推奨

プログラム教育の重要性が話題になることが増えています。

水野雄介(みずの・ゆうすけ)氏
Life is Tech!(ライフイズテック) CEO
1982年、北海道生まれ。慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒、同大学院修了。大学院在学中に、開成高等学校の物理非常勤講師を2年間務める。その後、ワイキューブを経て、2010年、ライフイズテックを設立。2014年、同社はコンピューターサイエンスやICT教育の普及に貢献している組織に与えられる"Google RISE Awards"を東アジアで初めて授賞した

水野:プログラミングを学ぶ子供が増えている背景として、教育効果の側面と経済的な側面の2つがあると思います。まず私の専門である教育の面で言うと、自分で課題を見つけ解決していくという「21世紀型」のスキルを育むのに、プログラミング教育は相性がいいということがあります。単に与えられた問題を解いたり知識を覚えたりするのでなく、情報を自ら集め、考えをめぐらし、ときには他者と協力し合って、プログラムやアプリという結果を創造する。プログラミングは英語と並んで重要な基礎スキルになると考える人が増えました。

 一方、経済の面で言うと、ITエンジニアやプログラマーが不足していることが背景にあるでしょう。次代のIT革命に備えて、世界の先進国の多くが公教育にプログラミングを取り入れ始めています。米国ではオバマ大統領が2013年に、国民に向けてプログラミングの重要性を訴えるメッセージを送りました(注1)。日本でも「人工知能(AI)やITを強化分野に位置づけ、2020年から小中学校でプログラミング教育を必修とする」という方針が新成長戦略の素案に盛り込まれました。

 プログラミングを学びその延長線上で成功した起業家たちが、プログラミングの重要性を語っていることも大きな影響を与えています。こうした背景が複合し、今、プログラミングが関心を集めているのだと思います。

(注1)
オバマ大統領は、「新しいゲームを買うだけではなく、つくってみよう! 最新のアプリをダウンロードだけではなく、創造してみよう! スマホで遊ぶだけではなく、プログラミングしてみよう!」などといった趣旨のメッセージを「YouTube」で公開した。
https://www.youtube.com/watch?v=6XvmhE1J9PY

プログラマーになる必要はない

小学生でも、プログラミングは十分理解できるものですか。

水野:高学年なら大丈夫だと思います。確かに低学年では「if文」「分岐」「ループ」といったプログラミング独自の基本概念が理解しにくいでしょう。アルゴリズムを処理するのに数学的な思考力も必要ですし、プログラミングは基本的に英語で記述するという問題も若干あります。

 しかし、小学生でも米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した子ども向けプログラミング言語「スクラッチ」などを使ってゲームをつくることができます。スクラッチでは、パソコンのキーボード入力ができない子供でも「ブロック」をつなげて簡単にプログラミングを経験できます。

コメント4件コメント/レビュー

「経済の知識を得るために小学校から株を勉強しましょう」と同レベルという感想です。(2016/05/25 13:24)

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「経済の知識を得るために小学校から株を勉強しましょう」と同レベルという感想です。(2016/05/25 13:24)

プログラミングとは論理展開、論理分解、論理的思考が出来ればそれなりに出来る。
ソレラの訓練の手段とするならばそう悪い事ではない。
本筋は理論としての数学を教え、プログラムは実践という意味での従とすべき。
普通のプログラミング教育だと、殆どの人が無駄な時間をすごす事になる。
スタークラスのプログラマーはまず必要とされない。需要が無いか要求と能力が合わない。
欲しいとされるのは全体を俯瞰して実現可能なより良いシステムの仕組みを考えられる人間。
個別に分けられた部分では、ヘボは論外だが、エースが必要とされる部分など殆ど無い。
全体的にみて破綻なく無駄が少なく、トータルで効率的なシステムが求められる。
分割はするけれど、会社で分けると個別最適が優先されがちなので注意だ。
なにはともあれ、研究的・数学的・スパコン利用、位だろうか?居ると嬉しいのは。
色々な問題は、プログラマ以前の問題が多い。
プログラマの問題も、前段階の問題の尻拭いの為に出来る人間が必要だったり、
未熟なプログラマを使っている事が問題(派遣的、焼畑的、人材使い捨てで低価格だが未熟なまま)で、プログラマを囲う側の自業自得。(2016/05/25 01:16)

すそ野を広げるという意味ではプログラミング教育はあった方がいいのだろうけど、正直な話、エースプログラマーは今の産業構造ではほとんど必要とされていない。

SI手動のゼネコン型工場制手工業とそこから中間搾取後の実作業を担う口利き屋ソフトウェアハウスが主体の現在の産業構造では、一人で十人分仕事をするような型破りな人間は必要とされていない。できれば下手くそを大勢集めた方が(下手すぎて損害にならない範囲で)よっぽど売り上げをあげられて産業各階層に位置する企業の利益になる。(実際に仕事をする従業員の利益かどうかは別問題として。)

以前いた会社の仕事は、ユーザー企業やSIから仕事を割り振られてそれを自社および外注先と交えて設計開発し納品する事であった。そこでは相変わらずExcelコーディングシートで各種設計書が超詳細レベルで書かれ外注されていた。例えば、外部設計書がテーブルに必要な全項目の全属性をわざわざExcelに書いて、外注先はそれをSQLとしてペーストして実際にテーブルが作られるのを確認するのみ。内部設計書は全変更内容をそれこそコピペでSQL化できるレベルで記述。そこまでやったなら自社でできるだろうに。

高級言語や統合開発環境(IDE)などの存在を無視し、プログラマーをキーパンチャーと同程度として扱った開発体制だった。なぜそんな非効率的な開発手法を改善しないのかと上司に詰め寄っても、首を横に振って拒否された。プログラマーが賢くてもバカのように大勢汗を流して苦労してる方が客に対して人件費の説明がつきやすいから、あえて非効率な分業の仕方をしてるという要素もあるらしい。

上は年俸制で下はブラック企業化したサービス残業体制で、非効率な作業はプログラマーのスキルの責任としたうえで、逆に効率化を排除して汗と涙を売るような体制を求めているのが実情。
イチロー級が増えても、おそらくは日本の産業構造に嫌気がさして海外へ流れる可能性も否定できない。それこそイチローのように。(2016/05/23 09:58)

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三品 和広 神戸大学教授