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子供を作らない生き方も幸せ

キャリア・コンサルタントの朝生容子氏に聞く

2016年5月26日(木)

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加速し続ける少子高齢化の影響を少しでも和らげ、国の活力を維持しようと、官民一体となって「子育てに優しい社会作り」に邁進する日本。待機児童ゼロや幼児教育の無償化への努力や、不妊治療への支援などの施策を政府が次々に打ち出す一方で、企業も「子育て中の社員が働きやすい環境整備」に余念がない。

ただ、そんな“子育て至上主義”が国全体を包み込む中、どこか疎外感のようなものを覚えている人も存在する。様々な事情から、子供を作らなかった(作ることができなかった)人達だ。「子育ては素晴らしい」「子供がいないのはかわいそう」。そんな社会の空気を感じ取り、「自分の人生はやはり不幸かもしれない」と悩み続ける人も少なくないという。果たして子供がいない人の末路は本当に不幸なのか。専門家に話を聞いた。

聞き手は鈴木信行

朝生 容子(あそう・ようこ)
1965年生まれ。大手通信会社にて若手社員育成や女性社員活躍推進、マーケティングに従事。その後、社会人向け教育機関にて法人営業やマーケティングを担当。2012年にキャリア・コンサルタントとして独立。現在は、社会人を対象としたキャリアカウンセリングや、企業研修講師として活動中。
Facebookページ「子どものいない人生を考える会」を運営。

一昔前に比べれば随分と多様な生き方を認めるようなった日本社会ですが、「子供がいないのは変」「かわいそう」という風潮は相変わらず根強く残っている、と感じる人も多いようです。

朝生:私は、自分自身が若い頃の予想に反して子供のいない人生を歩むことになり「これからの生き方を考えたい」と思ったことから、Facebookページ「子どものいない人生を考える会」を開設し運営しています。ゆるい運営なのに、予想以上に沢山の方に読んで頂いていますが、寄せられた声から「幸せは子供がいてこそ」という価値観はいまだに根強い印象を受けます。

子供がいない人は「ダイバーシティの対象外」!?

 時に思いがけない場で「子供がいるのが当たり前」という価値観に直面することがあります。昨年、ある団体が主催する「ダイバーシティ」をテーマにしたシンポジウムに参加したのですが、中身は完全に「子供を持つ女性を応援する会」。主催者の最後の挨拶は「私達は今後もダイバーシティの精神を推し進め、子供を持つ女性を応援していきます」というものでした。その宣言自体は素晴らしいとは思うものの、「あれ、子供を持たない人は対象外なのか」とちょっともやもやした気持ちになりました。「ダイバーシティというのは本来、子供を持つ人も持たない人も、多様性を互いに認め合っていこうという精神なのでは?」と。

なるほど。

朝生:子供がいない理由は人それぞれ。パターン分けすると大体、以下のようになります。子供を作らないと積極的に決めた人達。欲しくないわけではなかったが、結果として授からなかった人達。子供が欲しくて不妊治療など努力を尽くしたにもかかわらず出来なかった人達です。私は2番目と3番目のミックスですね。

 最後のグループの人の中には、治療の止め時に悩む人も少なくありません。医療技術の発達がその悩みに拍車をかけます。不妊治療がなかなか成功せず、もう止めようと思っても、義理のお母さんに新しい方法を試したらと言われ続け、悩んでいる女性もいました。夫婦双方の問題なのに、女性側にそのプレッシャーがより強くなる傾向も見られます。

そうかもしれません。

コメント37件コメント/レビュー

子供を作らない生き方に関する記事を最近目にすることが多くなったように感じます。どの記事も子供を作らない人の幸せばかりが中心で、次世代の幸せはほとんど無視しているような論調が多く悲しくなります。
私は父の病気のため、父にかわり祖父の妹の面倒もみなければならなくなったことがありました。この方には子供がおりませんでした。さすがに面倒が見切れず、叔父たちや福祉関係の助けを得てなんとかなりました。しかし、面倒をみてもらう側、面倒をみる側もどちらも情けない思いをしました。
それでも私の場合はまだ良かったと思います。一方、次世代の子供たちの場合も同じようにいくとはとても思えません。頼りにできる人がいるどころか、むしろ、あてにしてくるような人がたくさんいる状況に陥ってしまうのではないでしょうか?福祉の援助も今より手厚くなることはないはずです。なんとかなったとしても、次世代の幸せを少なからず抑圧してしまうような気がしてなりません。
人それぞれいろいろな事情を抱えていますし、自身の幸せを追究するのは結構ではありますが、次世代の幸せの追求も考えて頂きたいものです。(2017/05/29 22:12)

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「子供を作らない生き方も幸せ」の著者

鈴木 信行

鈴木 信行(すずき・のぶゆき)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日本経済新聞産業部、日経エンタテインメント、日経ベンチャーを経て2011年1月から日経ビジネス副編集長。中小企業経営、製造業全般、事業承継、相続税制度、資産運用などが守備範囲。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

子供を作らない生き方に関する記事を最近目にすることが多くなったように感じます。どの記事も子供を作らない人の幸せばかりが中心で、次世代の幸せはほとんど無視しているような論調が多く悲しくなります。
私は父の病気のため、父にかわり祖父の妹の面倒もみなければならなくなったことがありました。この方には子供がおりませんでした。さすがに面倒が見切れず、叔父たちや福祉関係の助けを得てなんとかなりました。しかし、面倒をみてもらう側、面倒をみる側もどちらも情けない思いをしました。
それでも私の場合はまだ良かったと思います。一方、次世代の子供たちの場合も同じようにいくとはとても思えません。頼りにできる人がいるどころか、むしろ、あてにしてくるような人がたくさんいる状況に陥ってしまうのではないでしょうか?福祉の援助も今より手厚くなることはないはずです。なんとかなったとしても、次世代の幸せを少なからず抑圧してしまうような気がしてなりません。
人それぞれいろいろな事情を抱えていますし、自身の幸せを追究するのは結構ではありますが、次世代の幸せの追求も考えて頂きたいものです。(2017/05/29 22:12)

子供を育まない方の主張は一貫して「私」だけの幸福のためのもの。日本人として生まれた以上は日本の幸福も考えて然るべきだと思う。

若手を育てるとか育児の手伝いをするとか、所謂子持ちもできる貢献を挙げられるとやひり自己中心的な人種なんだなぁと思ってしまう。

今、普通に出来てることが未来の人々は普通にできないのが約束されているのに、私の幸福だけをお考えになるその様は浅はかとしかいいようがありません。今の時代、私の幸福と日本の幸福を天秤にかけながらバランスをとる時代ですよ。

女性の社会進出は国に大きなダメージを与えました。次なる手は子育て主婦(夫)こそ至高の職業!にチャレンジすべきだと考えます。
子育て尊でいきましょう。(2016/08/18 12:41)

生物学的に子供を残さないのはどうかと思う。
という発言に対して指摘したいが、
生物学的〜という哺乳類の集団として考えるならばむしろ個々人が子供を生む産まないは集団としては重要ではない。
集団としていかに次世代に遺伝子を確保するのか、という問題であれば地球上では人口爆発で種としては最大に繁栄している。
むしろ自然界の摂理なり生物学的な法則だと増え過ぎた個体を制限するために一部が子供を作らなくなるのがむしろ生物学的、と考えるのが自然ではないか。
自然界には競争に負けて自分の子供を持たな雄はたくさんいる。その残されなかった遺伝子は無駄なのか?
生物学的集団と個の選択を取り違えている。
むしろそういう考えをしているなら、淘汰が激しい現代において子供を産める自分だけが遺伝子を残せる!というのが生物学的では?(2016/08/18 09:10)

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川野 幸夫 ヤオコー会長