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メディア志望必見「テレビマンと出版人の末路」

連続ドラマ「○○な人の末路」監督の狩山俊輔に聞く(後編)

2018年6月11日(月)

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狩山:締め切りはやっぱりきついですね。ドラマによってはオンエアの前日まで撮影している時もありますからね。

鈴木:映像の世界はそこまですごいですか。出版は印刷所との兼ね合いもあって、そこまでは締め切りを引き付けることはなかなかありません。もう少し早く妥協する(笑)。そう考えると、プレッシャーという点ではテレビの世界の方がきついようです。

狩山:ただ、僕にとってどちらかと言えばストレスなのは、締め切りよりもむしろテレビの放送というものの尺がきっちり決まっていることですね。1分1秒もずれが許されない。どんな台本でも、撮った映像とオンエアの尺とはズレが出る。活字で言えば、文字数の制限でここまで言いたいのに言えないというイメージです。だからどこを削ってどう見せるかすごく悩みますね。本当に10秒削るのに何時間も悩んだりする時はある。

短くするのがテレビ、長くするのが出版

鈴木:活字の世界では逆に、たくさん取材しても中身がしょぼくて、ページを埋めるのに全然足りない、という苦しみはあります(笑)。

狩山:映像は短くなるというのが一番怖い。放送事故になってしますので最初から長めにつくっていくんです。

鈴木:短く縮めていくというのは宿命なんですね、映像の世界の。映画とかもそうなんですか。

狩山:映画の場合は、尺の制限はそんなにはないはずですが、2時間を超えると映画館での回転数が1回減ってしまうので、ビジネス的な視点で2時間をなるべく切るようにつなぐ映画が多いはずですよ。

鈴木:お互いストレスの中身は微妙に違いますが、狩山さんのストレス解消法は?

狩山:結局ないですね。もうやるしかないなという(笑)。

鈴木:僕も結局ない。やっぱりあれですか、そういう意味では“飲みにケーション”とかちゃんとした方がいいんですかね。ストレス解消もそうですけど、チームワークの醸成とかのためにも。

狩山:僕はお酒、飲みに行きますよ、スタッフと。早く終わった日はカメラマンとか照明部とか演出部も含めて、深酒する時もあります。

鈴木:でも職場の人間と飲みに行くと、ほぼ間違いなく揉めて、遺恨が生まれたりしませんか(笑)。

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「メディア志望必見「テレビマンと出版人の末路」」の著者

鈴木 信行

鈴木 信行(すずき・のぶゆき)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日本経済新聞産業部、日経エンタテインメント、日経ベンチャーを経て2011年1月から日経ビジネス副編集長。中小企業経営、製造業全般、事業承継、相続税制度、資産運用などが守備範囲。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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