• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

新社名「SUBARU」。構想2年、議論ゼロ

富士重工業の吉永泰之社長に聞く(前編)

2016年7月5日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 5月12日。この日、自動車産業を揺るがすビッグニュースが駆け巡った。日産自動車と三菱自動車の資本提携が発表され、その日と翌日のニュースはその話題で持ちきりだった。同じ日、富士重工業も歴史的な決断を発表していた。それが、来年4月、社名を「SUBARU」へと変更するというものだ。また同時に「産業機器カンパニー」を自動車部門に統合し、開発体制を強化することも発表した。

 販売好調が続く富士重工業が、なぜ今、社名や組織などを変えようとしているのか。吉永泰之社長にその狙いや経緯を聞いた。

 (聞き手は 熊野信一郎)

「富士重工業」から「SUBARU」への社名変更について、社内外からどんな反応がありましたか。

吉永:5月に社名変更を発表した直後、社内でこの件についていろいろな説明をする前に、まず一部の社員を対象にアンケートをしてみたんです。その結果、(社名の変更に)「賛成」がだいたい6割で、「反対」が2割、「どちらでもない」が2割だったんですね。
 いろいろな意見があるのが当然ですし、全員が賛成してほしいと思っていたわけではありません。ただ印象的だったのは、主に20代の若い人の反対が結構あったことです。

吉永 泰之(よしなが・やすゆき)
1954年東京都生まれ。77年3月成蹊大学経済学部卒業、同年4月富士重工業入社。主に国内営業と企画部門を担当する。2005年執行役員/戦略本部副本部長兼経営企画部長、2009年取締役兼専務執行役員/スバル国内営業本部長。2011年6月に社長に就任。「莫妄想」を座右の銘とし、物事の本質を素直に見て、実行することを心がけている。 (撮影:的野 弘路)

意外ですね。

吉永:意外ですよね。ひょっとすると、社名にかかわらず、変化を好まない傾向があるのかもしれません。もしそうなら、ちょっと危ないなと考えてしまいますね。これは富士重工だけの問題じゃないかもしれないんですけど。

反対の理由は何でしょうか。

吉永:あくまで私の想像ですが、20代の社員の多くは、当社の業績がよくなってから入社したわけです。だから、何も変わらないでほしいと思っているのかもしれない。
 それでも、世の中はどんどん変化します。もし、変化したくない、安定を好むという考え方が広がっているのであれば、それはちょっと心配だなと。まあ、それほど深刻に考えているわけではないんですが。

「富士重工業」もしくは「Fuji Heavy Industries」がなくなるのが寂しいという声はありませんでしたか。

吉永:もちろんそれもあるんですよ。特に社内では、「富士重工」という言葉を日ごろから使っている部署の方が、やっぱり変わりたくない。例えば、共通部門なんかは一番使っているので、そうでしょう。

 反対に、例えば海外関連の人たちにとっては、まったく違和感がないわけです。普段から「スバル」という名前で仕事をしているんですから。

 実は個人的に恐れていたのは、航空宇宙カンパニーの反応だったんですね。ボーイングさんとの関係が深いので。ただ、ボーイングさんとのビジネスに関係する人たちと話していると、もとから「『スバルの何々さん』と呼ばれています」と言うんです。

 私もつい最近、米国の防衛関係の方に「『SUBARU』と『Fuji Heavy Industries』って同じ会社なんですか?」と質問されたぐらいですから。ですから、やはりSUBARUの方が有名なんだなと思いました。

コメント1件コメント/レビュー

すばるは和名ですから横文字にするとSUBARUとなる事に日本人はあまり違和感を持たないかもしれませんが、良く外国人が発音しているのを聞くと、「すーばぁるぅー」といった感じで変な発音です。多分他国の人からすると、言い慣れない音の並びになっているように感じるんじゃないでしょうか。世はグローバル化時代ですから、世界的に呼びやすい綴り、本来の響きに近い綴りに直してもいいんじゃないかと思います。SBALなのか、SOOBALなのか、SUBALかわかりませんが、発音に即した綴りにしてしまったらよかったんじゃ?と。ヘボン式が唯一無二のルールと言う訳でもないでしょう。ま、すでにSUBARUが浸透しているからいい!と言う事でしょうから余計なお世話だと思いますが。(2016/07/05 09:28)

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「新社名「SUBARU」。構想2年、議論ゼロ」の著者

熊野 信一郎

熊野 信一郎(くまの・しんいちろう)

日経ビジネス記者

1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

すばるは和名ですから横文字にするとSUBARUとなる事に日本人はあまり違和感を持たないかもしれませんが、良く外国人が発音しているのを聞くと、「すーばぁるぅー」といった感じで変な発音です。多分他国の人からすると、言い慣れない音の並びになっているように感じるんじゃないでしょうか。世はグローバル化時代ですから、世界的に呼びやすい綴り、本来の響きに近い綴りに直してもいいんじゃないかと思います。SBALなのか、SOOBALなのか、SUBALかわかりませんが、発音に即した綴りにしてしまったらよかったんじゃ?と。ヘボン式が唯一無二のルールと言う訳でもないでしょう。ま、すでにSUBARUが浸透しているからいい!と言う事でしょうから余計なお世話だと思いますが。(2016/07/05 09:28)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長