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孫ありシニアは「勝ち組」?

三世代消費、3.8兆円市場の実態

2015年7月7日(火)

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 「団塊の世代」などのシニア層が子や孫のために使う「三世代消費」は3.8兆円に上る――。三菱総合研究所は6月末、独自の調査に基づくこんなリポートを発表した。

 その消費の特徴は「孫との絆を重視していること」と「モノよりもコトという傾向が強いこと」。孫と大切な時間を一緒に過ごしたいという気持ちが、財布のひもを緩ませている。

 三世代消費の実態を探る中で浮かび上がってきたのが、孫ありシニアが自らを“最後の勝ち組”ととらえていることだ。進学、就職などで常に競争にもまれてきた団塊の世代。孫と充実した時間を過ごせ、それを友人に自慢できるシニアこそ最後の勝ち組というわけだ。

 一方で、孫なしシニアは三世代消費を冷ややかに見ている。「マーケティングに携わる人は、孫がいる人もいない人も関係なく、シニア層が気持ちよく消費できるように工夫する必要がある」と三菱総合研究所事業予測情報センターの高橋寿夫主席研究員は指摘する。

(聞き手は西頭 恒明)

高橋さんはシニア世代の消費行動について調査・分析を続けています。今回、なぜ「三世代消費」に着目なさったのでしょうか。

三菱総合研究所の高橋寿夫・事業予測情報センター主席研究員

高橋:シニアが孫のために使っている金額はかなりの規模に上ると見られてきました。流通業などの関係者からも、「この市場を伸ばしたい」という声をよく聞きます。しかし、実際に三世代消費がどのくらいの市場規模なのかを算出した調査は見当たらないんですね。そこで三菱総合研究所が持つ生活者3万人、シニア層1万5000人の定量データベースなどを使って調べてみたわけです。

 今回は「子供世帯と同居している18歳までの孫の、モノの購入、または共に過ごすことによって生じるシニア世代の消費」を三世代消費と定義しています。これが3.8兆円規模に上ります。

インバウンド市場の2倍の規模

算出してみて、3.8兆円という規模をどのように感じましたか。

高橋:60歳以上のシニアの支出額は約100兆円と言われています。その4%程度を占めるというのは妥当な規模だと思いましたね。

 これが消費市場に与えるインパクトはかなりのものです。今、訪日外国人によるインバウンド消費への関心が非常に高まっていますが、この規模が2兆円市場と言われています。その2倍近くもあるわけですから。

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「孫ありシニアは「勝ち組」?」の著者

西頭 恒明

西頭 恒明(にしとう・つねあき)

日経ビジネス副編集長

1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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