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「ガンプラ」の3割はすでに海外で売れている

バンダイ ホビー事業部 高橋慶修氏、西山真氏に聞く

2015年7月17日(金)

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 7月15日に発表された「機動戦士ガンダム」シリーズ最新作、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」(10月4日放映開始)。従来のガンダムシリーズとは一線を画し、“歴史観”が異なること、そして、海外市場を強く意識していることが話題になっている。

 ガンダムのビジネスを支えてきた柱、それは玩具メーカー、バンダイが作るガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」だ。

 発売から今年で35年。2015年3月末累計で4億4500万個を出荷したガンプラ。実はガンプラは、すでに年間出荷数1100万個のうち、昨年の海外向けの出荷数がざっと330万個(本誌推計)にのぼる。

 インタビュー中でも明らかにしていくが、「小中学生がプラモデルを作る」という行為が、いや、それどころか、「世の中に実在しないキャラクターのプラモデル」という概念自体が、世界的に見ても日本独特といえる特異なものだ。その象徴であり、超ドメスティックな商品と思われがちなガンプラが、ここ数年で急激に海外出荷比率を高めた背景は何か。現場担当者のお二人にお聞きした。今回のインタビューは新作発表を受けてのものではないが、「鉄血」にいたる道筋が、くっきり見えてくるように思える。

(聞き手は山中浩之)

バンダイ ホビー事業部 海外マーケティングマネージャー 高橋慶修氏、同リーダー 西山真氏に聞く

ガンプラ35周年おめでとうございます。

高橋慶修氏(以下高橋):ありがとうございます。おかげさまで。

そもそも、ガンプラ全体としての今のビジネス的な状況はいかがでしょう。

高橋:日本でも緩やかに成長をしているのですが、海外が伸びているんです。すでに出荷数の3割は海外向けになりました。中でも特に、アジア市場が勢いがある。

ガンプラ出荷個数の推移

 これには、以前からテレビで放映されていたことによって、ガンダムのコンテンツとしての歴史的な土壌があること。そしてキャラクター模型という文化に関して、欧米に比べて日本周辺の国の方が土壌があるからではないかと思っています。

 その中でも規模としては韓国が一番大きく、海外向けの中の3割を占めます。伸び率についても、日本からの輸出金額がこの5年間で約2倍になっています。間違いなくユーザーが増えてきていると我々も判断しています。

これは、個数ベースでもほぼ倍と考えてもいいのでしょうか?

高橋:若干の誤差はありますけれども、ほぼ比例しています。

何万個になるんでしょう。

高橋:約100万個となります。

「ビルドファイターズ」がアジアに刺さる

この5年間で韓国市場でガンプラが大きく伸びた、その背景なんですが。

高橋:アジア全体にも通じる話なんですが、さきほどの「機動戦士ガンダムビルドファイターズ」(放映はテレビ東京系列で2013年10月7日から2014年3月31日)という新作のテレビアニメがあって、それが日本でも大変好評だったのですが、それだけでなく、アジアの国ではさらに日本以上に“刺さった”んです。これが大きかったと判断しております。

ああ、ガンプラで子供たちがシミュレーション競技「ガンプラバトル」をする、という。「プラモ狂四郎」(作者はクラフト団・やまと虹、講談社「コミックボンボン」1982年2月号~1986年11月号連載)みたいなもの、といえば分かりやすいんでしょうか。

高橋:テレビアニメのガンダムシリーズは、1979年に初放映された「機動戦士ガンダム」以来の深い歴史があります。ガンダムのファンは、そういう最初のガンダム以来の“歴史”を踏まえた「コア層」と、“いま”放送しているガンダムシリーズのファンになってくれた「ライト層」の子供との2層に大きく分かれているのが特徴です。また過去ガンダムに触れていたが大人になった今は少し離れており、何かのきっかけでまた舞い戻ってくる潜在的な「休眠層」というセグメントも存在します。

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「「ガンプラ」の3割はすでに海外で売れている」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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