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がん治療に革命 患者の長期生存率を向上

米ブリストル・マイヤーズ スクイブCEOに聞く

  • 相馬 隆宏

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2015年9月30日(水)

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 「手術」「放射線治療」「化学療法(抗がん剤)」とは異なる全く新しい治療法とされる「がん免疫療法」が脚光を浴びている。がん免疫療法とは、人間が本来持っている免疫細胞を活性化させることでがん細胞と闘う治療法。抗がん剤が効かない場合やがん細胞を切除することができない場合でも効果を発揮し、患者が長期間にわたって生存できる可能性が高まるという。

 がん免疫療法による治療薬を業界に先駆けて発売したのが、米ブリストル・マイヤーズ スクイブだ。2011年3月に、米国で免疫チェックポイント阻害薬「ヤーボイ」が製造販売承認を受けたのを皮切りに、現在、欧州やオーストラリア、カナダなど世界50カ国以上でヤーボイを販売している。今年8月31日には、日本でも発売した。

 がん免疫療法の可能性やがん治療の将来について、同社のジョバンニ・カフォリオCEO(最高経営責任者)に聞いた。

(聞き手は相馬 隆宏)

ジョバンニ・カフォリオ [Giovanni Caforio]
米ブリストル・マイヤーズ スクイブCEO(最高経営責任者)
2000年、ワールドワイド・メディシンズ・グループのバイス・プレジデント兼イタリア法人ジェネラル・マネジャーとして、ブリストル・マイヤーズ スクイブに入社。グローバル・コマーシャライゼーション(オンコロジー、免疫領域担当)シニア・バイスプレジデント、最高コマーシャル責任者(CCO)などを経て、2015年5月から現職。

全く新しい「がん免疫療法」によって、がん治療はどう変わりますか。

ジョバンニ:がん免疫療法は、がん治療における革命的な治療法です。なぜなら、この治療法のアプローチは、今までの伝統的な治療法と全く異なっているからです。

 がん免疫療法は、患者さん自身の免疫機能を活性化することでがんと闘うというもの。患者さんの身体の中でいったん活性化した免疫機能が、がんと闘う力を長期間にわたって維持してくれます。つまり、生存期間を延長できるのです。

今年8月31日には日本でがん免疫療法であるがん免疫チェックポイント阻害薬「ヤーボイ」を発売しました。抗がん剤が効かない場合や手術ができない場合にも効果があるそうですね。生存期間はどの程度延ばせるのでしょうか。

ジョバンニ:ヤーボイは、切除することができない悪性黒色腫(メラノーマ)に対して使われています。メラノーマは皮膚がんの一種です。臨床試験の結果、ヤーボイを服用してから10年以上生きながらえる患者さんが出てきています。

 日本においても、メラノーマの患者さんのみなさんに希望をもたらすのではないかと期待しています。

 従来の治療法の多くは、がんの進行を遅らせるというものでしたが、長期的に見て患者さんの生存率を改善しているかというと必ずしもそうではありませんでした。私たちはこのパラダイムを変えていこうとしています。より長期にわたって生存できる患者さんを増やしていきたい。

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