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「オープンソース」こそがデジタル化の主役

米レッドハットCEOに聞く、急成長の理由

2017年10月26日(木)

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 オープンソースソフトウエア(OSS)関連サービスを手掛ける米レッドハットが業績を伸ばしている。2017年6~8月期の売上高は前年同期比21%増の7億2336万ドル(約820億円)で、利益も市場予想を上回った。

 無償基本ソフトの「Linux(リナックス)」やクラウド運用ソフトの「OpenStack(オープンスタック)」などが普及したことで、安価かつ高速にシステムを開発するためには、OSSを活用することが不可欠になっている。一方で、サポートなどの面でOSSが課題を抱えるのも事実だ。レッドハットは、OSSの開発者と利用企業の間を橋渡しすることで、急速に業績を伸ばしている。来日したジム・ホワイトハースト社長兼CEO(最高経営責任者)に、同社の戦略を聞いた。

(聞き手は小笠原啓)

米レッドハットのジム・ホワイトハースト社長兼CEO(最高経営責任者)。米ボストン・コンサルティング・グループや米デルタ航空などを経て現職。(写真:小林淳、以下同)

IT企業が米国の株高をけん引している。レッドハットの株価も年初から約7割上昇した。2000年代初頭の「ITバブル」の再来ではないのか。

ジム・ホワイトハースト氏(以下、ホワイトハースト):株の専門家ではないので確実なことは言えないが、レッドハットは多くのフリーキャッシュフローを生みだしており、それが株価に反映されている。

 市場はテクノロジーがユーザーにどんな価値をもたらすかを判断して、株価に織り込んでいる。金利はほぼゼロになっていて、だぶついた資金が成長領域を探しているのは事実だ。損失やキャッシュフローと比較して、高く評価されている企業は存在する。だがレッドハットに関しては「バブル」ではない。

レッドハットが手掛けるのは、無償基本ソフトの「Linux(リナックス)」やクラウド運用ソフトの「OpenStack(オープンスタック)」といったオープンソースソフトウエア(OSS)だ。無料のソフトウエアで、どうやって稼いでいるのか。

ホワイトハースト:OSSではソフトウエアのビジネス手法が大きく変わる。(ソフトウエアの設計書に相当する)ソースコードが公開され、無償で入手できるようになったことで、多くの企業が支払うライセンス費用などが安くなった。そうした背景から、レッドハットの販売量が増えている。

 一方で、アプリケーション開発に必要なドキュメントの整備や、古いバージョンのソフトウエアをサポートするライフサイクル管理、機器の認証などはOSSを使う際にも必要だ。レッドハットはそうした領域で企業から対価(サブスクリプション)をもらっている。実際に、伝統的なソフト企業と同等のマージンを稼いでいると考えている。

 クラウドやAI(人工知能)、ビッグデータなどの進化は、OSSが無ければ実現しなかった。活用事例が広がると市場全体が活性化し、大きな成長につながっていく。

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「「オープンソース」こそがデジタル化の主役」の著者

小笠原 啓

小笠原 啓(おがさわら・さとし)

日経ビジネス記者

早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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