• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

マツコも称賛、“厄介米”から脱却した北海道米

ホクレン農業協同組合連合会・南章也課長に聞く

  • 相馬 隆宏

バックナンバー

2015年11月4日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉が大筋合意に達し、日本の農業は変革期を迎えている。主食のコメは「聖域」として高い関税が維持されるが、人口が減っている国内での消費量は減る一方だ。海外へ打って出るとともに、将来の輸入米との競争に備えて競争力を高める必要がある。

 ブランド強化が求められる中、かつて安くておいしくないコメとされ「やっかいどうまい」と揶揄された北海道米が、全国の消費者から高い支持を集めている。

 「魚沼産コシヒカリ」を超える高級ブランド米を目標に、競争力に磨きをかける北海道米の戦略を、ホクレン農業協同組合連合会の南章也・米穀事業本部米穀部主食課課長に聞いた。

(聞き手は相馬 隆宏)

「ゆめぴりか」と「ななつぼし」が、日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で5年連続で最高位の「特A」を獲得し、昨年度は「ふっくりんこ」が新たに「特A」を獲得しました。北海道米のテレビCMに登場しているマツコ・デラックスさんも、多少お世辞が入っているかもしれませんが北海道は日本一のコメどころと評価しています。

南 章也(みなみ・しょうや)
ホクレン農業協同組合連合会米穀事業本部米穀部主食課課長
1993年3月関西学院大学卒業、同年4月ホクレン農業協同組合連合会入会。2005年米穀事業本部主食課課長補佐、2008年札幌支所米麦農産課課長、2012年2月米穀事業本部主食課課長。

:北海道米はかつて「やっかいどうまい」と言われ、北海道の人にすら食べられていませんでした。「安かろう悪かろう」で、価格は上・中・下の「下」。道内の卸業者は、高くていいコメを本州から仕入れて売り、それで儲けていました。「北海道のコメなんて扱っても儲からない」と言われていたんです。

いつからこんなに評価されるようになったのですか。

:大きく変わったのは、2009年に「ゆめぴりか」を出してからです。それまで、官民挙げて品種改良を続け、「きらら397」や「ななつぼし」など少しずついい品種のコメができるようになり、その極め付けが「ゆめぴりか」でした。高級ブランド米として販売できるものができたのを機に、テレビCMを打ったんです。

 お米のテレビCMを放送した例として山形県の「つや姫」がありましたが、東京限定でした。我々は東名阪とより大規模に展開したんです。何の実績も知見もないまま相当なお金をかけてCMを放送するのは大きなチャレンジでした。

 それでも、卸業者に取り扱ってもらうためには、おいしいお米の存在を広く消費者に知ってもらい、買ってもらわなければなりません。「CMなんかでコメが売れるかよ」とずいぶん言われました。しかし、CMによって、それまで1割しかなかったゆめぴりかの認知度が1年後に5割に上がり、実際に売れるようになると、卸業者の意識も次第に変わっていったんです。20年前、道内で北海道米を食べている人の割合は4割に満たなかったのが、今では9割まで増えています。

コメント0

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック