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40過ぎたらあれこれやるより4つの柔軟

真向法協会の小野将広・編集部「健體康心」編集長に聞く

2015年11月5日(木)

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 たった4つの動作を朝夕続けるだけで生涯健康を維持できる。そんな触れ込みの画期的健康法が注目を集めている。誰でもいつでも畳1枚ほどの広さがあれば取り組め、高額な健康器具やサプリメントも必要ないという。怪しい健康術でも何でもない、明治から伝わる真向法だ。多くの人が健康を維持するためにお金と時間を使っている今、本当にそんな健康法があれば便利なことこの上ない。一体どんなものなのか。なぜそれにより健康が維持できるのか。詳しい話を聞いてきた。

真向法の効果を話す小野氏

まずは、真向法の歴史をお話ください。

小野:真向法は、創始者である長井津先生が創案したものです。福井県の浄土真宗のお寺に明治22年、三男として生まれた創始者は商売で身を立てようと上京。大倉財閥を一代で築いた大倉喜八郎に師事。商売に励み、地位も財産も手に入れましたが、42歳の時に脳溢血で倒れ、半身不随になってしまいました。失意のまま里帰りした創始者はしばらく希望のない生活を送っていましたが、ある時、漫然と死を待つより、心だけでも救われたいと経典を読み込むようになりました。そして、経典の中のある言葉に出合います。

どんな言葉でしょう。

小野:頭面接足礼(ずめんせっそくれい)という言葉です。古代インドの礼法の1つで、両手を伸ばして掌で相手の足を受け、相手の足に自分の額をつけ、拝むことです。

柔軟体操で半身まひを克服した創始者

両手を伸ばして相手の足を…。言葉ではイメージするのがちょっと難しいですが、その頭面接足礼を創始者はどうされたのですか。

小野:実際にご自分でもやってみようと思われた。「頭面をもって御足に接して礼し」。このような礼拝は、相手をよほど尊敬し、自分のすべてを委ねる気持ちがなければできません。お釈迦様の教えを学ぶということは、まずはそうした「かたち」から入ることだと気付かれた。ところが手も足も硬く、曲げようにも曲がらない。ここで創始者は「この体の硬さこそが脳溢血を引き起こした」と悟ります。それから3年、創始者は少しずつ体を柔軟にし、その結果、硬直しきっていた腰が柔らかくなり、不自由だった半身が大きく改善したと言われています。こうして礎を築いた真向法はその後、理論的にも体系づけられ、筋肉を若々しく、血流をスムーズにし、消化を助け、免疫力の増強やストレスの解消、熟睡、老化防止、心の病、頭脳の活性化などまで様々な効果があるとして、文部科学省の許可団体にもなりました。現在、真向法協会は、公益社団法人として組織され、全国に多数の会員がいます。

世の会社員の中には、大変なお金と時間を使って健康維持をしている方が沢山いらっしゃいます。本当に4つの柔軟体操だけで健康になれるなら画期的だと思うのですが、とりあえず読者の皆様にどんな体操か見てもらってもよいでしょうか。

小野:わかりました。まず、第一体操がこれです。仙腸関節・股関節を柔らかくし、膝のこりを取る体操です。

真向法協会のパンフレットから小野氏の許可を経て転載

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「40過ぎたらあれこれやるより4つの柔軟」の著者

鈴木 信行

鈴木 信行(すずき・のぶゆき)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日本経済新聞産業部、日経エンタテインメント、日経ベンチャーを経て2011年1月から日経ビジネス副編集長。中小企業経営、製造業全般、事業承継、相続税制度、資産運用などが守備範囲。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師