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六本木に年間4000万人を集める極意とは

「タウンマネジメント」の先駆者に聞く

  • 秋場 大輔

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2015年11月20日(金)

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 この時期になると、全国各地の集客施設がクリスマスイルミネーションで彩られるようになる。有名スポットは数多くあるが、毎年、テレビなどを通じて目にする機会が多いのが六本木ヒルズだ。いまや東京の観光名所ともなった同地には、クリスマス以外にも常に人を集めるイベントが開かれ、年間4000万人が足を運ぶ。開発した森ビルはどのような仕掛けを施しているのか。タウンマネジメント事業部の松本栄二部長に話を聞いた。

クリスマスイルミネーションが始まりましたね

松本:けやき坂通りを青と白のLED(発光ダイオード)で彩るのはおなじみになっているかと思いますが、例年、進化させています。従来は「見せる」ばかりだったのですが、昨年から「参加型」にしました。ちなみに今年はスマートフォンと連動する仕組みです。会場でアンドロイドかiOS端末のスマホから専用サイトにアクセスすると、ハート形のイルミネーションの色が変わります。

ヴィトンの店員も「ヒルズの一員」

六本木ヒルズは絶えず人のにぎわいを作る工夫をしているという印象があります。1年間にどれぐらいの人が足を運ぶのですか。

松本:年間4000万人といったところでしょうか。開業して10年以上が過ぎましたが、水準は落ちていません。

水準を維持するのに、どのような点に注意を払っているのですか。

松本:六本木ヒルズはオフィス、住宅、ホテル、商業施設。美術館、映画館、展望台などが集まる複合的な施設です。テレビ朝日やハリウッド化粧品のような他の地権者もいらっしゃる。それぞれが別々の目的を持って事業活動を営んでいるわけですが、ここに街のロゴを作るなどして横串を通し、各施設、テナントが「六本木ヒルズ」というブランドの価値を一緒に高めるように工夫しています。

松本栄二氏(まつもと・えいじ)
1988年に早稲田大学理工学部建築学科を卒業、大手建設会社で不動産開発の企画業務に従事。
1999年4月に森ビルに入社、オフィスビル、住宅のマーケットリサーチ、商品企画業務などに従事。
2009年1月より営業本部マーケティング室部長として、オフィスビル、住宅のマーケットリサーチ、商品企画業務などを統括。
2013年7月より都市開発本部施設計画部担当部長として、都市再開発プロジェクトのプランニング業務に従事。
2015年4月より現職。

 具体的にどういうことかというと、例えばファッションのお店では春と秋に新作の打ち出しがありますよね。それをそのお店だけがやるのではなく、六本木ヒルズ全体で盛り上げる。

 もう一例挙げましょう。映画「スターウォーズ」を上映するとするじゃないですか。そのプロモーションを映画館だけがやるのではなく、六本木ヒルズ全体で盛り上げるようにする。そうすることによって、お客さんは他の映画館で観るよりスターウォーズの世界観に浸れるようになり、結果としてより多くの集客が図れるようになると思います。

街全体の価値を上げることを「タウンマネジメント」と呼んでいらっしゃいます。タウンマネジメントの原点って何でしょうか。

松本:商店街でしょうね。商店街にある酒屋さんだけが特売をやるのではなく、タイミングを合わせてスーパーも金物屋もセールをやる。くじ引き抽選会もやる。商店街の人が足並みをそろえることで地区のにぎわいを保ち、高める。

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