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社員の心を変えたいなら「説教」の前に「整頓」

武蔵野・小山昇社長の「写真で読み解く整理整頓」―前編:整頓のツボ

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2017年3月21日(火)

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 ダスキンの加盟店業務の傍ら、中小企業の経営指導を630社以上手掛ける、武蔵野(東京都小金井市)の小山昇社長。徹底した現場主義で、人間心理に即した実践的な経営哲学と手法を説く。その持論にはときにアンチの声も聞かれるが、熱烈なファンが多くいる。

 そんな小山社長が人材教育の軸に据えるのが、整理整頓。特に整頓だ。新刊の刊行に寄せて、小山社長が考える整理整頓のツボを、前後篇に分けてご紹介する。

 うちの社員を性根から変えたい。部下の根性を叩き直したい。そう願ったことが一度もない社長や幹部は、まずいないでしょう。かくいう私も未だにときどき、そんな抑えきれない衝動に駆られます。

 しかし、社長や幹部が取り組む「社員の心を変える人材教育」のほとんどが、失敗に終わります。

「ありがたいお話」では、社員は変わらない

 その理由は、私の見るところ、社員の心を変えたいと強く願うあまり、社員の心に直接、訴えかけるからです。名経営者や名僧など、人格者と定評ある人物を研修に呼んで、みんなに「ありがたいお話」を聞かせる。あるいは、良書を読んで感動を語り合う。さらには、「心を一つに頑張ろう!」と皆で叫んで気勢を上げる。

 その心意気は尊いですが、悲しいかな、効果は今ひとつです。抜本的な問題解決になりません。

 人の心は不安定なものです。研修の直後には、やる気がみなぎっていた社員の「心の風船」も、帰宅後、奥さんにちょっと一言、嫌味を言われた瞬間、プシューッとしぼんでしまいます。これくらい安定しない心に対し、どんなに良い栄養を与えたところで、効果は長続きしません。

 だから私は、社員の心に直接働きかける教育はまずしません。

 形なき心ではなく、形あるモノに働きかけます。

 その筆頭が、環境整備。特に整頓です。仕事に使うモノを所定の位置に、所定の置き方で戻す。まず、この1点に絞って徹底させます。

本来「1、2、3……」の順に並ぶべきハンガーが、「6、1、2……」と並んでいるのを、社長(右)がダメ出し。4週間に1回、全社を1日がかりで回り、整頓や整理、清掃の状況をチェックする。そこでの1コマ(写真:的野弘路)

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