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経営者に必要なのは、見えないものを見る力

小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶氏に聞く

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2015年8月4日(火)

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同じ物を見ているつもりなのに、そこから多くの情報を得られる人と、そうでない人がいる。両者は何が違うのか。それは関心度と仮説の有無、そして日常の観察眼だと、小宮コンサルタンツの小宮一慶代表は言う。漫然と見て流すだけの経営者にならないための“見る力(=発見力)”の養い方を小宮氏が語る。

 経営とは、企業の方向付けを決めること、資源を適正配分すること、そして人を動かすこと、この3つで成り立っています。特に企業の方向付け、つまり何をして何をやめるかの判断は、非常に重要なことです。その判断のためには、日頃からさまざまなものを見て、さまざまな情報をインプットしておくことが大事です。

 今「さまざまなものを見て」と申し上げましたが、ものの見え方は、人によって異なります。同じものであっても、関心を持って見ている人と、関心を持たずに見ている人とでは、見え方が違うのです。

 みなさんはコンビニエンスストアのセブン-イレブンに行かれたことがあると思います。セブン-イレブンのロゴもご覧になったことがあるでしょう。数字で7と書いてあって、そこにアルファベットでELEVEnと書いてあります。最後だけ小文字であることにどれだけの方がお気づきでしょうか。おそらく、多くの方はご存じなかったと思います。見ているつもりで、見えていないからです。

小宮一慶(こみや・かずよし)氏
1957年大阪府生まれ。81年京都大学卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。米ダートマス大学経営大学院に留学し、MBA(経営学修士)取得。同行退社後、岡本アソシエイツ取締役を経て、95年小宮コンサルタンツを設立。経営コンサルティングのほか、講演やテレビ出演、執筆などを精力的にこなしている(写真:鈴木愛子、以下同)

ローソンの看板には何と書いてあるか

 では、ローソンはいかがでしょうか。ローソンの看板は青い色をしていますが、どんな形をしているでしょうか。四角ではありません。丸でもありません。上下は丸みを帯びていて左右は少しへこんでいる、臼のような形をしています。

 その中に、上にLAWSONと書いてあって、その下には何が描いてあるでしょうか。

 牧場で使うようなミルクのタンクが描かれています。

 さらには、その下に英語が書いてあります。Sで始まる単語です。何でしょう。

 SHOPではありません、STOREでもありません。答えはSTATIONです。

 この話を聞いたみなさんは、今後、セブン-イレブンのロゴを見れば最後のnが、ローソンの看板を見ればミルクタンクとSTATIONの文字が見えるでしょう。それは、そういう話を聞いて、関心を持ったからです。つまり、関心を持つとものが見えるということです。

 最後がnだろうがNだろうが、STATIONだろうがSHOPだろうが、日常生活にはほとんど影響はないとは思います。しかし、自分のビジネスのことを考えると、お客様のことや従業員のことで、気づいていないとならないことに気づいていない、そういうことがあるのではないでしょうか。ですから、関心を持って気づく力を高めることが大事なのです。

 もう1つ大事なことがあります。それは、仮説を持つことです。

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