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10人に1人が「絶対に欲しくなる商品」を

キングジム社長 宮本彰氏に聞く(前編)

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2015年8月27日(木)

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「ポメラ」「ショットノート」「デジタル耳せん」と独創的なヒット商品を世に送り出しているキングジム。その商品開発と人材マネジメントにはどんな秘訣があるのだろうか。文具メーカーから電子機器市場へと乗り出した三代目社長、宮本彰氏に聞いた。

(宮本氏が、写真撮影の前にポケットからiPhoneなどを次々と取り出す様子を見て)やはり、ガジェットはお好きなのでしょうか。

宮本:好きというよりは仕事上、ですね。スマートフォン周りの商品も開発しています。社長が全く使えないのでは話になりません。ですから人並みに使ってはいます。還暦の割には使っている方かもしれません。

宮本彰(みやもと・あきら)氏
1954年、東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、祖父が創業した文具メーカー、キングジムに入社。84年に常務取締役総合企画室長、86年、専務取締役に就任。85年に、それまで同社で扱っていなかった電子文具の開発を目指す「Eプロジェクト」を立ち上げ、88年に発売した「テプラ」は大ヒット商品となった。92年に社長就任。独創的なアイデア商品を次々とヒットさせ、注目されている。(写真:菊池一郎、以下同)

ヒット商品は数あれど、皆が持っているのは一握り

御社の商品をご自分で使ってみて「これは売れそうだな」と思ったりもするんですか。

宮本:いいえ、逆ですね。ほとんどの商品は「売れないだろう」と思います。どちらかといえば自分では欲しくない(笑)。こう言うと語弊がありますが、要するに、ほんの一握りの人にしか受けない商品をあえて開発していますから、どうしてもそうなるんです。

 会議でいつも言うのは「万人受けする商品は要らない、10人に1人が受ける商品を作れ」ということ。10人のうち8人が欲しくなるような商品は当社には向いていません。例えば、日経MJに毎年、ヒット商品番付が載りますね。おかげさまで、当社の商品はこれまでに3つ載っているんです。「ポメラ」と「ショットノート」と「デジタル耳せん」。売れ行きで言えば、ポメラはそこそこ売れましたが、あとの2つは大したことはないです。

 だから、ヒット商品って何なんだろうと思います。世の中でヒット商品と言われているものはたくさんありますが、みんなが持っているものなんて、ほんの一握りですよ。私どもの規模でいえば、横綱や大関に当たるような商品はとても出せない。だから、前頭ぐらいの商品を狙っていく。そうすると、せいぜい10人に1人持っているかいないか、という程度の商品になるんです。

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