• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

僕はラブ・フォーティーから逆転するタイプです

アキュセラ会長・社長兼CEO 窪田良氏に聞く(前編)

  • 日経トップリーダー

バックナンバー

2015年11月25日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

最近、経営の「乗っ取り劇」で話題になった、米国の創薬ベンチャー、アキュセラ。創業者の窪田良氏は取締役会でいったんはCEO(最高経営責任者)を解任されたものの、2015年5月の株主総会を経て、再び会長・社長兼CEOに返り咲いている。改めて、創業から現在に至るまでの思いなどを振り返ってもらった。

窪田さんは大学の研究者から臨床医を経て、2002年に創薬ベンチャー、アキュセラを創業されました。14年2月には東証マザーズに上場もしています。日本人が米国で起業し、日本で上場するという非常に珍しいケースだと思いますが、会社を設立してビジネスの世界に入ろうと思った背景には、どのような思いがあったのでしょうか。

窪田:もともと経営者になるつもりなどなく、臨床医か、大学の研究者という立場で仕事をしていくつもりでした。一方で、新しい治療法を世界の患者さんに役立つ形で提供したい、という夢も片隅にはありました。

窪田 良(くぼた・りょう)
アキュセラ創業者で会長・社長兼CEO(最高経営責任者)。1991年慶應義塾大学医学部卒。96年虎の門病院勤務。97年緑内障原因遺伝子「ミオシリン」の論文を発表、「須田賞」を受賞。99年慶應義塾大学医学部大学院修了、博士号取得。2000年ワシントン大学医学部構造生物学教室シニアフェロー、01年同眼科学教室助教授、02年シアトルの自宅地下室でアキュセラを設立、社長兼CEOとなる。13年米ウォールストリート・ジャーナルで「世界を変える日本人」として紹介される。著書に『極めるひとほどあきっぽい』(日経BP社)、『「なりたい人」になるための41のやり方』(サンマーク出版)がある。(写真:陶山勉)

シアトルにある自宅の地下室で会社を設立

 1997年に緑内障原因遺伝子「ミオシリン」の論文を発表し、臨床医として数多くの眼科手術も手がけました。渡米してワシントン大学に留学し、論文がどうやら新しい治療法につながりそうだとなったときに、その商業化については誰か他の人に託す方法と、自分でやってみる、という2つの選択肢がありました。

 実は、米国で認可される薬剤の半数以上がベンチャー発です。大企業よりもベンチャーの方が経営陣と研究者とのコミュニケーションが円滑で、高い精度の開発をスピーディーに進めることができていました。

 そうした様々なことを考慮した結果、技術の価値を最大化するにはやはり、医者であり研究者でもある自分が事業を引っ張っていくのが一番だ、という結論に達し、2002年、シアトルにある自宅の地下室でアキュセラを設立しました。

現在も商業化に向けて開発を進めている技術は「加齢黄斑変性」の治療薬ですね。

窪田:加齢黄斑変性とは、世界に1億2700万人の患者さんがいると言われている病気で、ひとたび発症すると一定のスピードで確実に視力が低下し、最後は失明に至る可能性もあります。

 ウェット型(出血を伴い、急速に症状が進むタイプ)の患者さんに対しては注射による治療法が確立していますが、患者さんの大多数を占めるドライ型(出血を伴わず、進行が遅い。後にウェット型になることもある)に関しては治療法もなく、手の施しようがありませんでした。現在我々のチームが開発しているのは、このドライ型に対して症状の進行を食い止めるための飲み薬です。

コメント0

「トップリーダーかく語りき」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長