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作ったものを使ってもらっている実感が喜び

キャロットカンパニー代表取締役 吉田剛氏に聞く(前編)

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2017年12月8日(金)

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街なかで、主に女性が背負っているのをよく見るようになった「anello(アネロ)」のカジュアルバッグ。このバッグは、キャロットカンパニー(大阪市中央区)が企画製造販売している。1988年に創業、それ以来同社を率いるのが吉田剛氏。2015年6月期に44億円だった売り上げは2016年に88億円へ、2017年には約650万個のバッグを販売、売り上げは118億円と急成長中。ヒット商品のつくり方について聞いた。

実家は建設金物の町工場

吉田さんは約30年前に1人で事業をスタート、今では売り上げが100億円を超える企業に育て上げました。どのような状況から会社を立ち上げられたのか。会社設立までの経緯を教えて下さい。

吉田:高校を卒業後は、父が営んでいた町工場で働いていました。溶接で手すりや門扉など建設金物を作っていました。ところが、その仕事が私には全然合っていませんでした。父には言いづらかったのですが、兄に辞めたいと相談しましたら「好きなことをすればいい」と言ってもらえましたので、雑貨メーカーに入ったんです。雑貨メーカーでの仕事は楽しかった。でも、私も若かったからだと思うのですが、こういう商売は自分でもできるのではないかと思い、入って半年たった頃、1人でやることを決めてそこを辞めました。基本的には、自分がサラリーマンを続けていくという思考は一切なかったですね。

よしだ・たけし キャロットカンパニー代表取締役。1966年大阪市生まれ。大阪市立守口東高等学校を卒業後、父親が経営する鉄工所に勤務するも約1年で辞め、雑貨メーカーに就職。そこもおよそ半年で退職し、自分1人で雑貨卸を始める。88年22歳の時、卸からメーカーに業態を変更し、キャロットカンパニーとして事業をスタート。96年に有限会社化、2000年から株式会社。anelloブランドは2005年立ち上げた。他にLegato Largoなど複数のブランドを手掛ける。釣りやゴルフをたしなむが、釣りのほうが好き。

吉田:最初はメーカーが作ったものを仕入れて売る、問屋を始めたんですが、メーカーにはなかなか製品の仕入れをさせてもらえません。メーカーも、20歳くらいの若造に「売ってくれ」と言われても不安でしょう。それでも、日参すると少しずつ仕入れさせてもらえるようになりました。ですがこの商売、儲かるどころか食べていくのもやっとという感じです。ただ、当時は実家に住んでいましたので、ご飯は食べさせてもらえましたし、親も姉も兄も何も言わずにいてくれました。

 とは言え、このままではダメだ、何か手を打たないと、と思いました。当時の問屋業は、セールスマンの人数と売り上げが比例する商いです。なので売り上げを大きくしようとすれば人を増やすしかありません。ですがその時は、人を雇う勇気もありませんでした。であればメーカーになることで、1人でももっと売り上げを大きくできるのではないかと考え、仕事をモノづくりに変えることにしたんです。

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