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「ことづくり」の先達、IBMが変えてきたこと

日本アイ・ビー・エムの久世和資執行役員と探る(1)

2016年1月15日(金)

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 ものこと双発学会と協議会を発足させて、もうじき2年が経過します。この間に「学会員、協議会参加企業の積極的な参加のもと、毎月の研究会で“もの”から“もの・こと”への転換について議論がなされています。学会員の研究論文の発表と協議会の議論の報告会を2月27日に東京理科大学の神楽坂キャンパスで開催します。皆様もぜひご参加ください(2015年度 年次研究発表大会の詳細はこちら)。

 さて、製造業のグローバル化によって、「ものづくり」だけに拘った競争で、日本企業が勝ち抜くのには限界が見え始めています。「ものづくり」と「ことづくり」の両方が高いレベルで揃うことが、持続的な競争力を身につけるカギとなっています。技術や製品を生み出すのが「ものづくり」、技術や製品、サービスを使って、これまでにない生活や社会のスタイルを生み出すのが「ことづくり」です。

 こうした「ことづくり」の見本となる企業の1つが、米IBMです。今回は、日本アイ・ビー・エムの執行役員 研究開発担当である久世和資さんに、IBMが考える「もの・ことづくり」を伺います。久世さんには、「ものこと双発学会」の理事として議論に参加いただいています。

田中:「もの・ことづくり」において、IBMは、いち早く単なる「もの売り」から脱して、システムとして展開していた先駆け的な企業です。

 そして今、先進国全体でものを売ることだけに頼った事業は縮小し、「ことづくり」、いわばIBMが先んじてきた、システムとして展開する企業が増えてきています。そこで、先行していたIBMが今、どのような方向を見据えているのか、伺いたいと考えています。IBMは、サービスを中心に据える中でも、その内容を常に転換しようとしているように見えます。

久世和資・日本アイ・ビー・エム執行役員 研究開発担当

久世:これまでの経緯については、OBの田中さんの方が私より詳しいと思いますが、振り返ってみたいと思います。IBMは過去には、ハードウエアの売上が全体の半分以上を占めており1992年は52%でした。その後、ハードウエアの売上比率は下がり、2000年には24%、2010年には8%にまで下がりました。

 とはいっても、IBMはハードウエアの事業を完全にやめたわけではありません。企業の基幹業務を担うメインフレーム・コンピューターやストレージなどの事業は続けていますし、半導体への研究開発も積極的に継続しています。

 ハードウエアの売上比率が下がってきたのは、IT(情報技術)の分野を中心に、ハードウエアという「もの」だけでは事業が成り立たなくなってきているためです。一方、サービスのような「こと」だけでも難しく、その両方を効果的に組み合わせていかないと、お客様や企業の高度な課題を解決できなくなっています。このような環境の大きな変化の中、IBMは多くの変革に取り組んできています。

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「「ことづくり」の先達、IBMが変えてきたこと」の著者

田中 芳夫

田中 芳夫(たなか・よしお)

東京理科大学大学院教授

産ー官ー学での経験をもとに、これからの人たちと価値づくりを一緒に考えていきたい。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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