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イノベーションを起こす人をNECでは専任とする

NECの清水隆明取締役と探る(1)

2015年7月13日(月)

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 日本を代表するエレクトロニクス企業との議論から、「ことづくり」への取り組みや、その課題を探っていきます。技術や製品を生み出す「ものづくり」に対して、「ことづくり」は技術や製品、サービスを使って、これまでにない生活や社会のスタイルを生み出す取り組みです。製造業のグローバル化によって、「ものづくり」だけに拘った競争で、日本企業が勝ち抜くのには限界が見え始めた今、「ものづくり」と「ことづくり」の両方が高いレベルで揃うことが、持続的な競争力を身につけるカギとなっています。今回のお相手は、NECの取締役(執行役員常務兼CMO:チーフマーケティングオフィサー)である清水隆明さんです。清水さんは「ものこと双発協議会」で理事として議論に参加いただいています。

田中:IT(情報技術)関連機器が強い企業の中で、NECは米IBMと同じように、ハードウエア(機器)の事業を手放し始めた時期が、早かった印象があります。「ことづくり」の概念を、いち早く持っていたためなのでしょうか。

清水隆明・NEC取締役(執行役員常務兼CMO:チーフマーケティングオフィサー)

清水:ご存知の通り、当社はこれまでハードウエア関連の社内組織や子会社の大幅な構造改革を断行してまいりました。「ものづくり」に過剰に固執することから脱却したいという思いを持ちはじめたタイミングで、実際に一部のハードウエアの事業を、見直さざるを得ない状況でした。プロダクトアウト(作り手の考えを優先した製品開発)寄りの世界観から、変わらざるを得なかったのです。そして、社会インフラを支えるソリューションを柱とする事業体制づくりに向けて、大きく舵をきったといえます。

 その中で、NECが新たなブランドメッセージとして昨年度より発信させていただいております「Orchestrating a brighter world」にその思いを込めさせていただきました。顧客価値を最大にすべくお客様と一緒になって、未来社会の輝かしい発展のために貢献していきます。これらは、正にNECの「ことづくり」そのものであると考えております。

「ことづくり」とは「バリュープロポジション」

 「ことづくり」とはほかの言葉で表すと、プロダクトアウトの対極にある言葉が適しており、例えばバリュープロポジションが、その1つと言えるでしょう。米国では一般的に浸透している言葉で、日本でも最近、耳にするようになってきました。

 バリュープロポジションには、今のところ、最適な訳語がありません。わたしは、お客様に届けるべき、届くべき真の価値と捉えています。

 届けるべき真の価値は、その企業の考え方によって、大きく変わってくると思います。プロダクトアウトの考えが強い会社であれば、プロダクトオリエンテッド(生産者視点)の発想で、製品の性能、機能、価格を想定するでしょう。また、生活スタイルや行動といったことを届けるべきソリューションや価値だと発想する会社であれば、その発想に基づいて事業を構想するでしょう。

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「イノベーションを起こす人をNECでは専任とする」の著者

田中 芳夫

田中 芳夫(たなか・よしお)

東京理科大学大学院教授

産ー官ー学での経験をもとに、これからの人たちと価値づくりを一緒に考えていきたい。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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松﨑 曉 良品計画社長