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【村山富市】「国民が変われば、リーダーは変わる」

戦後の日本を総括した首相が語る、国民と政治の関係

2015年8月5日(水)

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 戦後70年となる今年、日経ビジネスオンラインでは特別企画として、戦後のリーダーたちが未来に託す「遺言」を連載していきます。この連載は、日経ビジネス本誌の特集「遺言 日本の未来へ」(2014年12月29日号)の連動企画(毎週水曜日掲載)です。

 第31回は、第81代内閣総理大臣の村山富市氏。戦後50年の節目に「村山談話」を発表した背景には、どんな思いがあったのか。また今、村山元首相が考える国民と政治の理想的なあり方とは何か。

戦後の日本を総括した首相
村山富市(むらやま・とみいち) 日本社会党委員長などを経て、1994年6月、日本社会党委員長から自社さ連立政権の内閣総理大臣に就任。55年体制の下で続いてきた保革対立を打ち破る。終戦50年の契機となる95年には、「村山内閣総理大臣談話(通称、村山談話)」を閣議決定。日本の戦時中の侵略や植民地支配について初めて公式に謝罪し、中国や韓国をはじめとするアジア各国と、新たな関係を構築した。1924年3月生まれ。(写真:千倉志野、ほかも同じ)

 戦争体験と言っても、僕は戦地に行ったわけではない。

 学徒動員で石川島造船所(現播磨造船所)で働いていた。途中、兵役の義務によって徴兵検査を受け、昭和19年(1944年)9月に都城(宮崎県)の歩兵部隊に入隊した。

 約半年後には幹部候補生となり、熊本の黒石原の教育隊に移動。演習中に全員集合の指令があって、中隊長から「日本は連合軍のポツダム宣言を受諾し、戦争は終わった」と報告を受けた。

 敗れた悔しさにやけ酒を飲んでいる兵隊もいた。僕は「あ、これで戦争は終わった」と、負けた悔しさはあるが、ホッとした思いもあった。

 その後、何もすることもなく過ごしていたが、戦友と3人で相談をして郷里に帰ることにした。大分に帰ったら全くの焼け野原で、僕の生家も焼けてなくなっていた。

 しばらく家族と一緒に過ごしていると、当時の役場の兵事係から、「脱走兵になっているから直ちに兵隊に復員せよ」という命令を受け、部隊に戻った。戻ってみると、内務係准尉に呼ばれて襟の階級章を取られるだけで済んだ。

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「【村山富市】「国民が変われば、リーダーは変わる」」の著者

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネス記者

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・鉄道業界や小売業界などを担当する一方、書籍編集なども手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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