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暴力団疑惑を払拭し再出発

片岡 万知雄氏[とさでん交通社長]

2015年7月27日(月)

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「高知県民の足」として親しまれてきた土佐電気鉄道と高知県交通。赤字続きで債務超過に陥っていた両社が、高知地裁に特別清算を申請した。土佐電鉄の経営幹部の不祥事を機に、両社を統合。生き残りを模索する。

[とさでん交通社長]片岡 万知雄氏

1951年高知県生まれ。71年高知県庁に入庁。農業振興部副部長などを経て2010年交通運輸政策担当の理事。2012年3月退職。同年7月公益財団法人高知県総合保健協会の常務理事。2014年1月土佐電気鉄道社長に就任。高知県交通との統合に伴って、同年10月から現職。



(写真=山下 隆文)
土佐電鉄と高知県交通の清算の概要
高知市などで鉄道を運営する土佐電気鉄道と路線バスを運営する高知県交通は、利用者の減少などから業績が悪化、債務超過に陥っていた。2013年にa発覚した土佐電鉄の経営トップと暴力団との交際疑惑を機に、昨年10月、高知県と沿線の市町村が10億円を出資し、統合会社の「とさでん交通」を設立。旧土佐電鉄、旧高知県交通は今年2月、高知地裁に特別清算を申請した。

 高知市を中心に高知県の中央地域で鉄道を運営する土佐電気鉄道と路線バスを運営する高知県交通。どちらも県民の足として親しまれてきました。

 特に市の中心部を走る土佐電鉄の路面電車では、人気アニメ「アンパンマン」のキャラクターを描いたアンパンマン電車も走らせ、子供たちに人気です。はりまや橋や高知城など、坂本龍馬をはじめとする明治維新の志士たちのゆかりの地を走り、多くの観光客が利用してきました。

 ですが、経営は長らく不振が続いていました。周辺地域の人口減少やモータリゼーションが進む中、抜本的な改革を実行できなかったからです。2013年末時点で土佐電鉄は45億円、高知県交通は30億円の累積赤字があり、両社とも債務超過に陥っていました。

 もはや自力再建は厳しいとの判断から両社と土佐電鉄の子会社の3社を統合し、第三セクターの「とさでん交通」として再出発して生き残りを図ることにしました。金融機関には約28億円の債務放棄をお願いし、株主の方々には株券を放棄していただきました。さらに発足に当たり、県と沿線地域12市町村から計10億円の出資を受けました。多くの方にご迷惑をおかけし、県民の皆様にもご心配をおかけしました。

黒い交際疑惑で一気に統合へ

 路線が競合し、客を奪い合っている両社の経営を改善するために統合した方がいいという意見は、実はかなり以前からありました。浮上しては消える事態を繰り返していたのです。

 土佐電鉄は112年、高知県交通は71年の歴史を持ち、公共交通機関としてのプライドがあった。ライバルでもあった2社の統合は、やはり簡単ではなかったのです。

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