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危うく「ザクとうふ」の二番煎じでした。

相模屋食料「トリプル・ドムとうふ」発売最速インタビュー【前編】

2015年8月20日(木)

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 本日、秋葉原で「トリプル・ドムとうふ」を発表した相模屋食料。「機動戦士ガンダム」を元ネタに作り出された「Gとうふ」シリーズ第4弾だ。Gとうふの記事を書くのは、もう何回目だろう。2012年3月の「ザクとうふ」、10月の「ズゴックとうふ」「ザクとうふデザート仕様」、そして13年6月の「ビグ・ザムとうふ」と、毎回、超の字が付くガンダムマニアの鳥越淳司社長の思い入れ、そして、それが意外にビジネスの芯を食っている様子を、インタビューでご紹介してきた。

左からザクとうふ、ズゴックとうふ、ビグ・ザムとうふ(©創通・サンライズ)

 ガンダム? と聞いて鼻じらむ方にご説明しておくと、相模屋食料は木綿・絹とうふの生産量で日本最大、豆腐業界の最大手メーカー。ご多分に漏れず市場縮小が続く中で、設備投資と買収、そして「とうふ」のイメージを変える新企画で、急成長している企業でもある。2004年の10月に鳥越氏が入社した時点では、30億円たらずだった年商は、いまや170億円に達した。彼の手腕を知るには、ガンダムの世界に触れないわけにはいかない。

 このあたりは、連載「量産型の逆襲」や、日経ビジネス本誌記事「内需開拓の研究 『ザクとうふ』がヒット」(「日経ビジネスDigital」の購読者の方専用ですが、無料体験版もあります)で、群馬県の小規模なメーカーだった同社が、企業規模に見合わない「第三工場」への投資をなぜ決断できたのか、量産化開始までどんな苦労があったのかを、資金の融資先も回ってしつこく書いた。意外なことに、それらの話はちゃんと、一見きわ物の「ザクとうふ」にもつながっていた。

 正直申し上げて「もう、相模屋さんはいいかな」というくらいしつこく書いた。仕事の枠を越えて(それを人は趣味というのだが)書けるだけのことは書いたな、という気持ちもあった。

 ビグ・ザムとうふ(こちら)のあとは、Gとうふシリーズは休止状態に見えたし、その後は、仮面ライダーのとうふを出したり、「東京ガールズコレクション」とコラボしたりしていたので、「鳥越さんはもう、Gとうふはやらないんだろうなあ」と思っていた。もっといえば、ビグ・ザムとうふできれいに完結したし、もう出さない方がいいのでは」くらいに考えていたのだった。

 そして、某月某日、久しぶりに鳥越社長から「遊びに来ませんか」とメールがあったのだった。まさか、第4弾が来るのか? 本日の公開に(ちょっとだけ)先駆けてお聞きした、鳥越社長の生の声をお伝えしよう。

Y:鳥越さん、秋山さん(プリンシプル・コンサルティング 秋山進氏)、お久しぶりです。

鳥越:お久しぶりです!

相模屋食料社長 鳥越淳司氏

秋山:こんにちは、今回もきっと私にはまったく分からない話ですが混ざります。

Y:いま年商はどのくらいになりましたか。

鳥越:いろいろヒット商品が増えまして、それから、神奈川のデイリートップ東日本、栃木の秀水という会社さん、群糧という大豆問屋の会社さんをグループに加えましたので、2014年度(2015年2月期)で178億円まで行きました。

Y:最初にお会いしたときは、3年前か、たしか120億円くらいでしたね。

鳥越:はい。ですが、業界の状況はその頃よりもさらに悪化していまして。今は円安になっていますでしょう。

Y:あ、原料価格が。

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「危うく「ザクとうふ」の二番煎じでした。」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師