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「すみっコぐらし」が落ち着く貴方へ

サンエックスのデザイナー、横溝友里さんに聞く

2015年10月15日(木)

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「ここがおちつくんです」
「ここにいたいんです」

 電車のロングシートの隅、喫茶店なら窓際の奥、会議室なら角の椅子を選ぶ。「遠慮しないで、真ん中に出ておいでよ」と誘われても、隅っこにいたい。目立たなくていいから、落ち着いてくらしたい。そんな気持ちは、日本人ならかなりの比率で持っているのではないだろうか。もちろん、私もそのひとり。

 「だから日本人はグローバル競争に弱いんだ」という話はひとまず置いて、控えめな気持ちを体現したかのようなキャラクターが今、ヒット中なのをご存じだろうか。オリジナルキャラクターの文具、雑貨、ライセンスビジネスの大手、サンエックスが2012年9月に発売した「すみっコぐらし」だ。

 二頭身(?)のまるっこい体型のかわいらしいデザインだが、よく見るとちょっと背をすくめ、手を前に合わせて、どのキャラクターも内気でおとなしそうで自信がなさそう。設定を見れば、寒いのが苦手なしろくま、言いたいことが言葉に出来ない内気なねこ、食べ残されてしまったとんかつの端っこ、エビフライのしっぽにタピオカ、などなど、どいつもこいつも一癖持っている。そんな「すみっコ」たちが、文字通り部屋や本棚やソファーの隅っこで暮らしているという設定だ。

 サンエックスのキャラクターと言えば、最も知名度が高いのは「リラックマ」(デザイナーはコンドウアキ氏)だが、「すみっコぐらし」はデビューから3年足らずの間に、早くもリラックマに次ぐ柱に育っているのだという。それも、同社の資料に依ると、小中学生と同じかそれ以上に、社会人に支持されているのだ。

 日本人の「すみっこ」心を鷲掴みにしたこのキャラクターはどんな切れ者デザイナーが生み出したのか、興味津々で東京・神田のサンエックス本社にうかがった。

(サンエックス本社の、キャラクターグッズが溢れる打ち合わせスペースにて)

制作本部商品企画室・鈴木正人次長(以下鈴木):…デザイナーの横溝はまもなく参ります。日経ビジネスさんが「すみっコ」に興味を持たれるというのがちょっと意外で、先に、今日のお話のきっかけというのをうかがっておきたいのですか。

もともとは個人的な興味です。2年前、たぶん発売になってすぐ、当時小学校低学年だった娘がこのキャラクターに「はまった」んですね。

鈴木:ああ、娘さんが。

うちはディズニーランドに一度も行ったことがない一家で、キャラクター商品もほとんど置いてなかったんですけれど、すみっコをきっかけに、ずるずるとこちらの世界からの浸食が始まりまして。

鈴木:では、今ではそれなりに買っている?

ええ、抑えよう、抑えようとはしているんですけど…あの辺のキャラクターまで入ってきています。

鈴木:あ、すみっコに限らずほかのものまでですか。

すみっコを入り口にして、「まめゴマ」とか、「センチメンタルサーカス」でしたっけ? 気がつくと、御社のキャラクターがどんどん増えてくるんです。

鈴木:じゃあ、その後ろの「リラックマ」もありますか。

実はリラックマは、「どメジャーなキャラだし、私たちまで買わなくてもいいか」と思っていたんですが、最近はじんわり抵抗感がなくなってきて、まずいなあ、と…

制作本部デザイン室 デザイナー 横溝友里さん(横溝):お待たせしました、初めまして。

コメント1件コメント/レビュー

我が家でも、娘のメモ帳やペンケースから始まり、今年はついにリビングのカレンダーが「すみっコぐらし」になりました。淡いトーンで主張し過ぎないデザインで、我が家のポリシー?に合致しています。続きがあるとの事で楽しみにしています。
ところで、続きと言えばYさん。マンション修繕の話も続きを楽しみにしています。私の実家の父が築40年の集合住宅に住んでいて、ずっと修繕の中心人物になっているので、単なる個人的な興味なのですが…。(2015/10/15 11:51)

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「「すみっコぐらし」が落ち着く貴方へ」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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我が家でも、娘のメモ帳やペンケースから始まり、今年はついにリビングのカレンダーが「すみっコぐらし」になりました。淡いトーンで主張し過ぎないデザインで、我が家のポリシー?に合致しています。続きがあるとの事で楽しみにしています。
ところで、続きと言えばYさん。マンション修繕の話も続きを楽しみにしています。私の実家の父が築40年の集合住宅に住んでいて、ずっと修繕の中心人物になっているので、単なる個人的な興味なのですが…。(2015/10/15 11:51)

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長