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トヨタ、プリウスの栄光を捨て去る覚悟はあるか

新型プリウスPHVとHVのカニバリズムを超えるために

2016年9月13日(火)

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 8月下旬、トヨタ自動車は社運をかけたクルマの試乗会を開催した。新型プリウスPHV(プラグインハイブリッド車)だ。同社はこれを、「ハイブリッド車(HV)につぐ次世代環境車の柱」と位置付けている。

 2012年1月に発売された初代プリウスPHVの販売台数は、今年8月までで約7万5000台と苦戦している。新型車で存在感を発揮できないと、拡大するPHV市場で他社の後塵を拝すことになる。

 確かに力の入ったクルマだ。初代プリウスPHVとの性能の差は歴然である。リチウムイオン電池の総電力量を2倍にして、電気自動車(EV)モードでの走行距離は従来の26.4kmから60km以上に伸びた。

 ヒートポンプオートエアコンの搭載で、EV走行中に低温でもエンジンに頼らず、暖房を作動できるようにした。11.6インチの大型ディスプレイによるナビゲーションシステムを搭載するなど、新しい技術をつぎ込んだ。

 デザインも特徴的である。新型プリウスHVと同じプラットフォームを使っているが、HVよりシャープなフロントデザインになった印象だ。

 そして象徴的なのが、クルマのルーフに太陽電池を搭載したモデルを用意したことだ。パナソニック製の最大出力180Wの太陽電池を使い、ニッケル水素電池に充電する。これは1日当たり最大6.1km、平均2.9kmのEV走行ができる電力に相当するという。

プリウスPHVは低重心が売りの新型プラットフォームを用いるため、カーブなどでの走行が安定している

コメント7件コメント/レビュー

アメリカ(特にカリフォルニア州)では、2018年からHEVはZEVとして認められなくなるので、PHEVを出すのは必須ですよね。ミライの投入も同じ理由ですし。
コスト面で課題はありますが、プリウスはPHEV一本にしてしまうのが自然な流れのような気がします。(2016/09/15 19:06)

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「トヨタ、プリウスの栄光を捨て去る覚悟はあるか」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

アメリカ(特にカリフォルニア州)では、2018年からHEVはZEVとして認められなくなるので、PHEVを出すのは必須ですよね。ミライの投入も同じ理由ですし。
コスト面で課題はありますが、プリウスはPHEV一本にしてしまうのが自然な流れのような気がします。(2016/09/15 19:06)

この記事を読んで、トヨタの考えるプリウスの方向がわかったような気がします。でも、この先もっとシェアを高めていくのに、”栄光を捨てる”という観点から?、4WDに力を入れないのはどうしてでしょうか?アメリカを大きな市場と考えるならば、様々な天候や道路状況にも対応できるハイブリッド車にも力を入れてもらいたいです。太陽光電池搭載車に関してもそうです(勤務中長時間駐車場で座っているだけの車に太陽光で充電するのは大変良い考えだと思います。)、なぜか腰が引けているような気がするのは私だけでしょうか?(2016/09/15 00:57)

カッコ悪いモデルになって、内容が良くても欲しくない車。(2016/09/13 22:54)

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