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大富豪は酒場でグチらず映画館で泣く

成幸研究家・トニー野中氏を迎えて(3)

2017年9月13日(水)

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 2000人の大富豪と面識のある成幸研究家・トニー野中氏を招いて、人生に成功する条件を探る第3回目。今回は仕事の話だけでなく、プライベートを充実させるための秘訣に関しても尋ねた。

前回の記事はこちら前々回の記事はこちら

仕事を進めるうえで、大富豪が実践していて、参考になることがあれば教えてください。

トニー野中
企業経営者、成幸研究家
1962年生まれ。石川島播磨重工(現IHI)にて、ジェットエンジンの設計開発に携わった後、5カ国共同開発エンジンの国家プロジェクト・メンバーとして英ロールス・ロイスに駐在。その後、米国のゴルフ用品メーカーにて、タイガーウッズはじめ多くの世界トッププロのクラブ開発で実績を上げ、ロスチャイルドをはじめとする、多数の大富豪やセレブリティーと懇意になる。現在、IT企業や投資会社など5社を経営する傍ら、たんなる「成功」が目的ではなく、「お金・時間・健康・人脈」の全てを満たされることを人生の目的とする成幸研究家として世界の大富豪たちの習慣や考え方を体系化している。
著書の「世界の大富豪2000人に学ぶ」シリーズは10冊、累計は電子書籍を含み100万部を突破(写真=深澤明、以下同)

野中:大富豪の方を見ていると、やはり基本的には自分なんですよね。回りの環境に迷わされない。我々は、会社がよくないとか、上司がよくないとか、自分以外のものに目を向けがちなんですが、まずは自分をよく見ることです。結局、自分でコントロールできないところに意識が行き過ぎているということです。

 自分でコントロールできないことは、何時間労力をかけても、結局解決しないんです。例えば、すごく楽しみにしていた旅行のときに、雨が降ってしまったらどうしようもならない。何で雨が降るんだ、と叫んでも怒っても、どうにもなりません。

 それって上司に対しても同じで、何で自分が言っていることがわからないんだ、と思っても自分ではコントロールできない。そんなことに意識を向けても仕方ない。成功した大富豪を見ていると、集中させているのは、自分でコントロールできることだけなんです。

 自分がコントロールできることを10個持っていても、10個すべてはうまくコントロールできないかもしれません。でも、コントロールできないことは、意識しても何も変えることができない。だから、常にコントロールできることだけに意識を持たせるという習慣は、とても大事だと思います。

会社員だと指示された仕事は、嫌でもコントロールできないことですよね。

野中:従業員という言葉には従う、という漢字が入っているので、好き嫌い関係なく従わなくてはならない。そういった意味では、コントロールできないことです。ただ、その仕事をどう実践するかは、コントロールできることだから、そこに意識を持っていってほしい。そこを工夫すれば、嫌な仕事が好きになれるかもしれません。

 だから自分の中で、すべてが変えられることをわかってほしい。いつまでも、周りの環境のせいにしていたら、何も変わらないんです。そういった人が多すぎます。飲み屋などに行くと、会社の悪口とか社長の悪口とか、あるいは総理の悪口とかが多い。盛り上がってますけど、何の意味もないですよね。

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「大富豪は酒場でグチらず映画館で泣く」の著者

大城 太

大城 太(おおしろ・だい)

前仲原物産社長

大学卒業後、外資系金融機関、医療機器メーカーを経て、華僑の大物と言われる人物に師事。起業1年目でアルバイトと2人で年商1億ビジネスを作成。現在、前仲原物産、エスディーメディカルなど5社の代表を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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