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「藤田田時代」から5度目のビジネスモデル転換

下平副社長が語る「真のフランチャイズカンパニー」とは

2017年9月15日(金)

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 今年7月、米国映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」が公開された。レイ・クロック氏が事実上創業した米マクドナルドが、地域密着型のFC(フランチャイズチェーン)の仕組みで事業を急拡大させていった様子が描かれている。

 そして、日本のマクドナルドもまた、このFCのビジネスモデルを再構築したことが、マーケティングに続く2つ目の復活のカギだった。マクドナルドは“FCの教科書”的存在。出向先の大手FC加盟企業から再建のために呼び戻された下平副社長は、何を残し、何を変えたのか。

下平篤雄(しもだいら・あつお)氏
日本マクドナルドホールディングス副社長兼最高執行責任者(COO)。1953年生まれ。国学院大学法学部卒業後、78年、日本マクドナルド(現日本マクドナルドホールディングス)入社。営業推進本部長、上席執行役員コーポレートディベロップメント本部長など歴任。2009年からマクドナルドの大手フランチャイズ加盟企業、クォリティフーズ(新潟市)に出向、11年から同社副社長。15年1月、日本マクドナルドホールディングスに復帰。15年3月から現職(写真:竹井 俊晴、以下同)

2015年1月、出向先の新潟にある大手FC(フランチャイズチェーン)加盟企業から呼び戻され日本マクドナルドホールディングス(HD)に復帰しました。当時、どのような課題を感じていたのでしょうか。

下平篤雄・副社長兼最高執行責任者(COO)(以下、下平):サラ(カサノバ社長)から辞令を受けて15年1月1日付けで本社に戻ることになったわけですが、1月5日にちょうど青森県の三沢店での異物混入に関する報道がありました。

出向から戻った直後、異物混入問題が発生

 その時、新宿の本社にいて、実はすぐに新潟に帰ろうと考えていました。現地での業務の引き継ぎなどもありましたので。ところが報道を受けて、そのまま本社に缶詰の状態で、2週間ほど帰れない状況になってしまいました。フランチャイジー(FC加盟企業)の方には大変、迷惑をかけてしまいました。

 異物混入問題でマクドナルドは大きな打撃を受けましたが、それはある意味できっかけであり、課題はそれ以前からありました。もっとお客様につながっていくことを目指さないといけない。お客様につながるためには、もっと地域にフォーカスしなくてはいけないと考えていました。

 お客様からの視点と会社内部からの視点、大きく2つの課題があると感じていました。

 フランチャイジーに出向していたことで、特にそのことを感じたのでしょう。より現場に近い場所で、その地域で対応すべきことが多くありましたので、新宿の本社から各地域へトップダウンで指示をするだけでは限界がある。それを変えることが大きな私のチャレンジだと思いました。

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「マクドナルド、V字回復は本物か?」の目次

「「藤田田時代」から5度目のビジネスモデル転換」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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