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アデコ、顧客との関係を一過性で終わらせない

BtoB、BtoCではなく、HtoHがビジネスの本質

2017年10月31日(火)

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 世界最大の人材サービス会社、アデコグループの日本法人は、エンゲージメント戦略に基づく新しいスタイルのコミュニケーションを実践するため、マーケティング、ブランディング、広報機能を包括するマーケティング&イノベーション本部を2016年に新設した。その本部長に今年4月に就任したのが岩嶋宏幸氏だ。前職のコニカミノルタでもデジタルマーケティングのリーダーとして活躍した岩嶋氏は、新天地でどんなマーケティングを実践しているのか。マルケト社長の 福田康隆氏が聞いた。

福田:マルケトが提唱する「エンゲージメントマーケティング」とは、既存顧客が定着し、ファンになるまでの長期的な関係構築を大事にするマーケティングです。エンゲージメントマーケティングと、マスを中心にした単発的なキャンペーン型マーケティングとの最大の違いは、セグメントや企業のような集団ではなく、「個」を対象としたアプローチを前提にする点にあります。一人ひとりの都合に合わせることができれば、時間やチャネルの制約を意識する必要はなく、効果測定も容易です。

 さらに、個人とのエンゲージメントに焦点を当てれば、BtoCかBtoBかの違いを意識することも少なくなります。実際、BtoCとBtoBの両方のビジネスを展開している企業は多く、あえてエンゲージメントマーケティングを正確に表現するならば、BtoH(Business to Human)のマーケティングと言えるかもしれません。今回は「Human」に着目し、戦略的マーケティングに取り組むアデコの岩嶋宏幸マーケティング&イノベーション本部長に話を伺いました。

出所:2017年1月発表経済産業省・特定サービス産業動態統計調査より作成

福田:アデコは人材サービス会社として、企業と求職者の両方を対象にビジネスを展開しています。エンゲージメントの考え方はそれぞれに対して異なるのでしょうか。まず、エンゲージメントをどのように考えているかをお聞かせください。

岩嶋:人材サービス業は、求職者と企業および仕事を結び付けるビジネスです。今、アデコだけでなく、業界全体で求職者との主な接点がウェブに変わっています。求職者はウェブを通して登録する際、特定の会社にだけ登録するのではなく、複数の会社に登録し、自分にとって最適な仕事を見つけようとします。一過性の関係に終わらないようにするには、就職した後の支援まで必要になるでしょう。

アデコ マーケティング&イノベーション本部長
岩嶋宏幸(いわしま・ひろゆき)氏

広島大学総合科学部卒業。1986年に新卒でコニカ(現コニカミノルタ)へ入社。2004年にウェブ戦略部門を立ち上げ、同部長としてウェブサイトやソーシャルメディアを含む体系的なデジタルマーケティング戦略の構築を主導。また、06年からは同社の新たなビジネスとしてデジタルマーケティングソリューション・ビジネスを立ち上げ、多くのクライアント企業のデジタルマーケティング戦略の策定と、施策実行に関するコンサルティングおよびプロジェクト・マネジメントを統括した。17年4月より現職。(写真:清水盟貴)

 エンゲージメントが高くなれば、アデコが求職者に寄り添うサポートを大事にする会社だと認識され、友人や知人にもアデコを紹介してもらうことにつながります。求人企業に対しても同じです。企業の採用担当者が求める人材像に本当に合致した人材を提供するには、お客様の立場に立った営業活動が必須です。ですから、求職者と採用担当者の両方からエンゲージメントを獲得することに力を入れています。

「顧客価値を高める「エンゲージメントマーケティング」最前線」のバックナンバー

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「アデコ、顧客との関係を一過性で終わらせない」の著者

福田 康隆

福田 康隆(ふくだ・やすたか)

マルケト代表取締役社長

1972年生まれ。大学卒業後、日本オラクルや米セールスフォース・ドットコム、同社日本法人の専務執行役員兼シニアバイスプレジデントを経て、2014年6月マルケト入社と同時に代表取締役社長に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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