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オイシックスドット大地が狙う“どこでも接点”

2つのブランドを維持しつつ顧客エンゲージメントを高める

2017年12月5日(火)

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 今年10月、オイシックスと大地を守る会の経営統合によって発足したオイシックスドット大地。奥谷孝司・執行役員統合マーケティング部部長 Chief Omni-Channel Officerは「顧客の行動プロセスを理解するには、誰が何を買ったかだけではなく、時間軸の要素を考慮することが不可欠だ」と話す。「お客様と時間を共有する」仕組みの重要性を追求してきた奥谷氏が考えるエンゲージメントや顧客時間、「オイシックス」と「大地を守る会」という2つのブランドの方向性について、マルケト社長の福田康隆氏が話を聞いた。

「後ろめたくない時短」「丁寧な暮らし」という価値を提供

福田:オイシックスは今年10月、大地を守る会(大地)との経営統合を完了し、オイシックスドット大地として新しい一歩を踏み出しました。改めて統合の目的を聞かせていただけますか。

奥谷:2社の統合によって、食品・食材の通信販売で、企業としては業界トップになります。今後のビジネスでは、「オイシックス」と「大地を守る会」の2つのブランドを維持することが前提です。「これからの食卓」「これからの畑」をテーマに据え、食に関する社会課題の解決を進めながら、より多くの人により良い食生活を提供すべく、両ブランドが力を合わせていきます。

 市場環境の変化では、仕事との両立や高齢化など様々な理由で買い物が大変なお客様が増えていることや、安全健康志向の高まりを重視しています。今、力を入れているのが、「Kit Oisix」という商品名で訴求しているミールキットです。これは料理に必要な分量の食材一式をレシピ付きで提供するサービスです。安心・安全に加えて、お客様の時短志向を両ブランドでカバーします。

オイシックスドット大地執行役員統合マーケティング部部長 Chief Omni-Channel Officer 奥谷 孝司(おくたに・たかし)氏
1997年良品計画入社。3年の店舗経験後、取引先の商社に2年間出向し独駐在。家具、雑貨関連の商品開発や貿易業務に従事した。帰国後、海外のプロダクトデザイナーとのコラボレーションを手掛ける「World MUJI企画」を運営。2003年良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室の立ち上げメンバーに。05年衣服雑貨部雑貨カテゴリーマネージャー、定番商品「足なり直角靴下」を開発。10年WEB事業部長「MUJI passport」のプロデュースで14年日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の第2回WebグランプリのWeb人部門でWeb人大賞を受賞。15年10月オイシックス(現オイシックスドット大地)入社。16年10月より現職。16年11月 Prismatix Engagement Commerce Adviser。(写真:清水盟貴)

 2つのブランドの顧客層にはそれぞれ特徴があります。オイシックスは子供が生まれたばかりの若い母親が主なお客様で、私どもは「後ろめたくない時短」という価値を提供します。

 一方、大地が提供する価値は「丁寧な暮らし」です。大地には、食だけでなく生活全般をより良いものにしたいと考える意識の高いお客様が多いことが特徴です。究極的には「揺りかごから墓場まで」の気持ちで、お客様を両ブランドで引き継ぐことができれば、もっとビジネスを拡大できると考えています。

福田:奥谷さんは前職の良品計画からオイシックスに移られた当時、チーフオムニチャネルオフィサーという、日本ではまだ耳慣れない役職に就かれました。「オムニチャネル」の定義は人によって異なるように思いますが、奥谷さんはオムニチャネルをどう定義していますか。

奥谷:確かに、「オムニ」という言葉は世の中に乱立していますよね。私自身は「お客様がオンラインとオフラインの情報流と物流を使い分けること」だと考えています。

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「オイシックスドット大地が狙う“どこでも接点”」の著者

福田 康隆

福田 康隆(ふくだ・やすたか)

マルケト代表取締役社長

1972年生まれ。大学卒業後、日本オラクルや米セールスフォース・ドットコム、同社日本法人の専務執行役員兼シニアバイスプレジデントを経て、2014年6月マルケト入社と同時に代表取締役社長に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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