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「学校は『量産型ロボット生産ライン』」

2016年11月21日(月)

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緩まないネジ「L/Rネジ」を開発したネジロウ社長の道脇裕氏。「小学校はほとんど通っていない」「食事より発明の回数が多い」「アイデアは無限に浮かぶ」・・・・。ちょっと、いやかなり風変わりな発明家、道脇氏の原点に迫る連載の第2回目。

 大学教授の母の研究室に出入りし始めたことが、発明家への視界が開けるキッカケとなった。そしてとうとう小学校を“中退”する。

連載1回目:「小学校“中退”の発明家はこうして生まれた」。

 母の研究室に通うようになった道脇少年は、本格的な器具などを使い実験や電子機器の分解や化学の実験に明け暮れる。気が付けば、休日だけではなく平日も研究室に入り浸るようになっていた。

道脇:僕にとって実験器具や分解道具がそろっている母の研究室は、まるで夢のような場所でした。自分が持っていたバネやレバーと、研究室に置いてあるセンサーを組み合わせて、時計や簡単なロボットなども自作しました。水を電気分解したり、熱分解させて成分を取り出したりと、化学の実験もたくさんしましたね。研究室がキラキラして見えて、学校にいても「早く母の研究室に行きたい」と思うようになりました。

幼少期の道脇少年。小学校3年生のときに、人はどのくらいの高さから落下したら痛いと感じるのか気になり、友人の家の3階から飛び降りたことも。屈伸で吸収しきれず顎を強打してひっくり返り、あまりの衝撃に動けなかったそうだ。気になったことは、とにかく自分で試さずにはいられないタイプだった。

 とりわけ、目に見えない「力」への興味が強かったですね。小学校の入学前に母からもらった永久磁石がキッカケだったと思います。磁力の謎を解明したくて、磁石同士の間に紙やプラスチック、木など1000種類を超える物を挟む実験をしたこともあります。

 磁石の次に興味を持ったのが無線でした。なぜ離れた場所なのにコントローラーの指示でラジコンが動くのか不思議だったからです。母にねだって買ってもらったラジコンは、解体することが一番の目的でした。無線の技術が面白くてもっと学びたいと思い、1週間ほどかけて独学で無線に関する工学と法規について勉強した結果、11歳のときでしたか、アマチュア無線の国家試験に合格し免許を取得しています。

初めて会社を「経営」

 また、「肉体労働株式会社」と名付けた、家事や雑用を安価な料金で引き受ける事業を自分で立ち上げました。今で言う家事代行のようなものです。食器洗い、洗濯、ゴミ捨て、洗車、窓拭き、包丁研ぎなど、数十品目に渡る営業品目リストを作り、それを持って自宅や祖父母宅、近所を回りました。必要資材を調達するための資金は、母に出資してもらい株主になってもらいました。一品目数円から数十円という破格の値段で引き受けており(今思うと値付け戦略に失敗していたかも?)、親戚などが「面白い」と珍しがって利用してくれました。稼いだお金は、全て新しい実験道具や材料を買う資金に。こうやってお金を稼ぎ、それが消費に回ることで社会が成り立っているんだと身をもって感じましたね。

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「「学校は『量産型ロボット生産ライン』」」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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