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宇宙開発は世界平和に貢献、失敗恐れてけちるな

秋葉 鐐二郎[宇宙科学研究所名誉教授]

  • 日経ビジネス編集部

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2016年3月18日(金)

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(写真=村田 和聡)

 今から60年前、「ペンシルロケット」という小さな実験が注目を集め、宇宙開発にたくさんの応援団ができたことは幸いでした。戦後の疲弊した時代に新しい分野に目を向けた、と皆様が好意的に見てくださった。そのおかげで、日本の宇宙開発はここまで育つことができました。

 宇宙は、私たちの夢でした。時代を経て、もはや夢ではなく、生活を支える身近なものへと脱皮しつつあります。

 ただ、残念なことがあります。それは、失敗が許されないような世間の風潮です。

 宇宙開発は失敗なしに前に進めません。私は(「日本の宇宙開発の父」と呼ばれた)糸川英夫先生の指導を受けましたが、先生は一度も失敗という言葉を使いませんでした。あくまでも実験の結果だと。

 宇宙開発が官僚主導になり、国民を意識して失敗が許されない雰囲気になりました。私も「失敗をして平気ですか」と聞かれますが、宇宙開発ではその質問の方がおかしい。

 宇宙開発をお金に換算すると、その価値が分からなくなる。戦争を一発やりますと、宇宙開発の何倍ものお金が消えてしまいます。賛否両論がある宇宙ステーションでも、国際平和には絶大な貢献をしてきました。宇宙開発は国際平和の協調の下に発展してきたのです。

 戦争のない世界をつくるうえで、宇宙から「地球は青かった」ことを実感する意義は極めて大きい。そういう意義のある宇宙開発には、しっかりお金が集まる仕組みを作るべきです。

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