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レジュメにまとめて、アイデアを明確化

第15回 「破壊的アイデア」を選び出す(その1)

2016年6月1日(水)

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前回までのまとめ…「正しい」ブレインストーミングのための7つのルール
前回までの連載で、私たちは米国のIDEO社による「ブレインストーミング7つのルール」、すなわち──

①価値判断は後回しに
②ワイルドなアイデアを促す
③他人のアイデアの尻馬に乗る
④数を求める
⑤一度に一人が話す
⑥テーマに集中する
⑦可視化する

について学びました。

 また、アイデアを活発に出すためには、広めのスペースを用意すべきであることや、可能であれば四方の壁が床から天井まですべてホワイトボードになっている「集中訓練ルーム」があると望ましいということもお話しました。

 一方で、ハイテク産業の聖地シリコンバレーの中心に位置するスタンフォード大学のdスクールでも、ブレインストーミングのためにコンピュータやタブレット端末などはほとんど使われておらず、21世紀になった今でもアナログなサインペンやポストイット、ホワイトボードが使われ続けていることもお話しました。

■破壊的イノベーターになるための7つのステップ
この連載では、上の図の7つのステップの中で、「①3つの基本戦略」→「②多様なメンバーをチームに集める」→「③無消費の状況や満足過剰な顧客を探す」→「④「『正しく』ブレインストーミングを行う」──と4つのステップについて説明してきました。今回からは「⑤破壊的アイデアを選び出す」を説明します

ジャスト・ドゥ・イット!

 私は知的生産性の向上に強い興味があり、川喜田二郎先生の『発想法』や野口悠紀雄先生の『超整理法』、デビッド・アレンの『ストレスフリーの整理術』などの関連書籍を読み漁り、少しでも有用そうな手法は片っ端から取り入れてきました。

 生産性向上のために導入したソフトウェアは数知れず、それでも原稿執筆が進まないと、そのたびに新しいキーボードを買ったり、違った音声認識ソフトを試したりするため、妻からは「中古キーボード屋でも開くつもり?」とあきれられる始末です。

 もちろん、より良い環境ではより多くのアイデアが出やすくなることは確かでしょう。しかし、環境を整える行為自体からは、新しいアイデアは一つも生まれません。

「しゅんぺいた博士と学ぶイノベーションの兵法」のバックナンバー

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「レジュメにまとめて、アイデアを明確化」の著者

玉田 俊平太

玉田 俊平太(たまだ・しゅんぺいた)

関西学院大学経営戦略研究科教授

博士(学術)(東京大学)。経済産業研究所フェローなどを経て現職。イノベーションの研究者。監訳に『イノベーションへの解』(翔泳社、2003年)、『イノベーションのジレンマ』(翔泳社、2000年)など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授