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「破壊的イノベーション」は「オモチャ」から始まる

第3回 優良企業は破壊される宿命にある

2015年8月19日(水)

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(今回は試験的に、スタイルを変えてお送りします)
 静かな大海原。ウミネコが鳴きながらが波間を飛んでいる。

 「ニャァ、ニャァ」
 不意に、背後に巨大な山が現れた。びっくりして逃げていく海鳥達。

 ゴンゴンゴンゴン・・・

 巨大戦艦「ビッグ・ブルー」が、静かな海を切り裂くようにその威容を現した。

艦長:「現在のシェアを報告せよ」

部下1:(スクリーンを見ながら)「はい、本艦のシェア70パーセント。安定的に推移しています。」

艦長:「顧客の要望はどうか?」

部下2:(レポートの束をめくりながら)「より処理能力の高い、容量の大きなコンピュータを望んでいます」

艦長:「研究開発の状況は?」

部下3:(なにやらダイヤルをいじり、計器を見つめながら)「はい、現在、全速力で新技術の試験を進行中。予定通り、来年には二倍の性能を達成できそうです」

艦長:「うむ。結構」

 艦長は満足そうにうなずくと、レーダー手の方を振り返って訊いた。

「周辺の敵艦の状況はどうか?」

レーダー手:「周辺海域にめぼしい敵影はありません。何隻か、我が艦に追いつこうと互換機ビジネスで必死に食いついてきていますが、顧客は我々の製品に満足しており、我が社が新製品を発表すると、スペックも見ずに発注してきています」

 まさに、ビッグ・ブルーは向かうところ敵なしの状況であった…。

 シュルルル

 海面を航跡が音もなく向かってきたかと思うと、

 ガンッ!!

 突然、機関室の壁に穴が空き、そこから魚雷の弾頭がつき出した。

 「なんだぁ!」驚く機関士。

 ピカッ

 ドカーン!

 「うわーっ」

 轟音とともに弾頭が炸裂し、機関室はみるみるうちに火の手に包まれた。

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「「破壊的イノベーション」は「オモチャ」から始まる」の著者

玉田 俊平太

玉田 俊平太(たまだ・しゅんぺいた)

関西学院大学経営戦略研究科教授

博士(学術)(東京大学)。経済産業研究所フェローなどを経て現職。イノベーションの研究者。監訳に『イノベーションへの解』(翔泳社、2003年)、『イノベーションのジレンマ』(翔泳社、2000年)など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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