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イノベーションのネタ元、「無消費」を探せ!

第6回 2つの“覇道”と、1つの“王道”、選ぶのはあなた

2015年9月30日(水)

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前回のまとめ…

 連載開始第0回から前回の第5回までの、合計6回にわたる連載を通じ、私たちは、イノベーションという“敵”を知り、なぜ優良大企業であっても破壊的イノベーションには太刀打ちできないのかという“己”を知ることができました。

 今回以降の連載では、どのようにしたら“破壊される側”から“破壊する側”になることができるのかについて、ステップ・バイ・ステップで学んでいきましょう。

イノベーションに至る3つの道

 イノベーション、すなわち、新しい製品やサービスを多くの顧客に届けるやり方には、大きく分けて3つあります。それが、今回のタイトルにもさせていただいた2つの“覇道”と、1つの“王道”です。

 “王道”を広辞苑で引くと、「①…古代の王者が履行した人徳を本とする政道、②最も正当な道・方法」、転じて「③楽な方法、近道」とあります。イノベーション・マネジメントにおける“王道”と言えば、既存の顧客がより一層満足するような、これまでよりもよい性能の製品やサービスを提供する“持続的イノベーション”がそれに当たるでしょう。

 しかし、一見、一番楽そうに見えるこの道が、実は一番競争が激しく、困難な道なのです。

 たとえば以前、不況に喘いでいた鉄鋼メーカーが、次の「産業のコメ」と言われ、大きな市場拡大が予測されていた半導体産業に、競うように進出したことがあります。

 官公庁の発行する白書などでも、将来の情報通信産業は市場の拡大が予想されており、それを支える基幹部品である半導体産業に進出することは、誰の目から見ても合理的な“王道の”経営判断でした。だからこそ、合理的判断を重んじる社内での稟議もパスし、半導体産業進出への決済が下りたのでしょう。

 それではこの半導体産業への進出、結果はどうだったのでしょうか? 進出した先に拡がっていたのは、未開の沃野であるブルー・オーシャンだったのでしょうか?

 残念ながら、そうではありませんでした。

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「イノベーションのネタ元、「無消費」を探せ!」の著者

玉田 俊平太

玉田 俊平太(たまだ・しゅんぺいた)

関西学院大学経営戦略研究科教授

博士(学術)(東京大学)。経済産業研究所フェローなどを経て現職。イノベーションの研究者。監訳に『イノベーションへの解』(翔泳社、2003年)、『イノベーションのジレンマ』(翔泳社、2000年)など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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