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【244】愛する彼を育んだ風土に触れてみなさい

2016年3月26日(土)

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実家に戻った彼との関係をどうすればいいか

Q お付き合いをして1年ほどの男性がいます。私は東京でメーカーの営業として仕事をしており、9年目を迎えました。辛いことも沢山ありますが、いまはとても充実しています。彼は家業を手伝うために1年前に東北の実家に帰りました。付き合い始めるときには決まっていたことで、それを承知で付き合い始めました。彼は結婚を望んでくれていますが、私は東北の地に行く決心がつきません。私も田舎育ちですが、田舎の生活にあまりいい思い出がありません。彼はとても優しく信頼できる人です。それなのにいまの生活に執着する自分が嫌になります。結婚するか、別れるか、早く結論を出さないと彼にも失礼だと思います。アドバイスをぜひお願いします。

(30歳・女性)

ミツハシ:早速、行きましょう。家業を手伝うために東北の実家に戻った彼との付き合いをどうすべきか悩む30歳女性の相談です。

シマジ:彼の実家は東北か。相談者は思い切って彼との結婚に踏み切り、東北での生活をスタートさせるべきだな。

ミツハシ:これはまた、あっさり結論を出しましたね。

シマジ:何といっても、古き良き日本が残っているのは東北だ。そりゃあ、北海道や北陸や九州や四国もいいが、やはり東北の美しさは別格だね。冬は少々寒いが、この新緑の季節、生命が生き生きと躍動するように輝く自然の素晴らしさ、そして、草いきれの匂う夏の濃密さ、そして実に豊かな実りの秋。空気も水も食い物もうまい。人間らしい暮らしをするなら東北だよ。

ミツハシが育った滋賀県なんて田舎という感じがしない

ミツハシ:岩手県一関市に育ったシマジさんが東北贔屓なのは分かりますが、北関東や中部、近畿、中国地方の田舎は眼中になしですか。

シマジ:東北と北陸以外の本州の田舎というのはなんとなく中途半端な気がしないか。「北」というのはそれだけで郷愁をそそられるし、海に隔てられた九州や四国も故郷感が強い。だが、例えばミツハシが育った滋賀県なんて、京都や大阪のすぐ近くだし、そんなに田舎という感じがしないんだよ。

ミツハシ:そんなことはありません。確かに滋賀県の南部は大阪の通勤圏でベッドタウン化が進んでいますが、私が育った滋賀県の湖北地方とか、琵琶湖の西岸の湖西地方とかは相当な田舎でしたよ。山口百恵が「ひと夏の経験」を歌っていた頃、私は稲刈りの終わった田んぼを横切って小学校に通い、家から歩いて5分の池で鮒を釣っていました。農薬の空中散布前までは家の周りに蛍が飛び交い、地蔵盆には土葬の墓場で肝試しをしていました。喫茶店などほとんどなく、そこに足を踏み入れる中学生は不良と呼ばれてしまうような、紛うことなき田舎です。

シマジ:ミツハシ、そう熱くなるな。しかし、田舎で育った人間というのは、我が故郷がきちんと田舎であることを熱弁する傾向があると思わないか。

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「【244】愛する彼を育んだ風土に触れてみなさい」の著者

島地 勝彦

島地 勝彦(しまじ・かつひこ)

コラムニスト

「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に。各誌編集長を歴任後、2008年11月集英社インターナショナル社長を退き、現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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