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【279】一人の時間を慎みつつ愉しむ術を見つけなさい

2016年6月18日(土)

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見知らぬ土地で一人生きていけるか不安です

Q  埼玉で公務員をしています。学生時代、漠然とやりたいことはあったものの、それを実現できる就職先が思い当たらず、親の勧めるまま公務員になりました。安定しているし、これはこれでよし、プライベートを充実させようと思っていました。ところが30になり、これはと思う採用情報を見つけました。が、職場が京都にあります。京都に行けば、慣れ親しんだ親友、趣味のピアノの先生や友達、悩みを聞いてくれた上司や同僚、最近気になり始めた彼とも会えません。実家暮らしの私が、見知らぬ土地で一人生きていけるのか、揺れています。年齢的に、結婚、出産のタイミングを逃す不安もあります。シマジさんのご意見をお聞かせください。

(30歳・女性)

シマジ:地方公務員か。この時代、地方公務員というのはかなり多くの人にとって憧れの職業じゃないか。

ミツハシ:親が子供に就かせたい職業のトップにくるのが公務員ですからね。

シマジ:そのうえ実家暮らしだ。生活費の一部くらいは親に渡しているだろうが、経済的には相当余裕があるんじゃないかな。もしかしたら、毎日の食事はいまでもお母さんが作ってくれているのかもしれない。洗濯や掃除までしてくれている可能性もある。

 現代の日本で、大都市圏にある実家に暮らして安定した職を手にしている30歳くらいの独身女性というのは、相当恵まれた立場じゃないかね。自分の好きにできる十分な可処分所得があって、様々な趣味を手にする場所や機会がいっぱいあり、それを愉しむ時間もある。大学や高校時代の同級生でまだ子供を持たない友人なんかが近場にいて、一緒にオフの時間を愉しく過ごすこともできる。

まさに「待て、而して希望せよ」だよ。だが……

ミツハシ:その意味では、親の勧める公務員になって「プライベートを充実させようと思っていました」という相談者にとって、考えていた通りの生き方と言えるかもしれません。それなのに、「これはという採用情報」を見つけて、実家を離れて転職したいと思うようになったのですから、相当、魅力的な仕事なんでしょうね。

シマジ:京都に行かなければならないのだとしたら、これはどんな仕事だろうな。30歳だから舞妓というわけではなさそうだし。

ミツハシ:舞妓さん以外にも京都にはいろんな仕事があると思います。

シマジ:まあ、どんな仕事でもいい。相談者が夢をいだける仕事が見つかったのだから、これはめでたいことだ。『モンテ・クリスト伯』のラストの言葉ではないが、まさに「待て、而して希望せよ」だよ。

ミツハシ:では、早速京都に。

シマジ:と言いたいところだが、ノーだ。

ミツハシ:えっ? どうしてですか。

シマジ:この相談者が男なら、すぐに俺は挑戦せよと言うところだが、この相談者にはそうは言いにくい。

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「【279】一人の時間を慎みつつ愉しむ術を見つけなさい」の著者

島地 勝彦

島地 勝彦(しまじ・かつひこ)

コラムニスト

「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に。各誌編集長を歴任後、2008年11月集英社インターナショナル社長を退き、現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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