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【6】経験や知識は人生に「知る悲しみ」をもたらす

2015年8月22日(土)

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立て替えた2000円が気になる僕は小物なのでしょうか

Q先日、同じ部署の仲間4人で酒を飲みました。お勘定ということになって、そのうちの1人の持ち合わせが少なく、私が彼の不足分2000円を立て替えました。それから2週間、いまだにお金が返ってきません。立て替えた相手は僕より8歳下の後輩だけに、2000円ばかりの返済を迫るのも、セコい奴と思われそうで言い出せず、でも、本心では返ってこないお金が気になっています。2000円ばかりのお金で悶々とする自分の小ささが嫌です。どうしたらいいですかね。

(34歳男性・小売店勤務)

後輩におごってやって損はない

シマジ:もうだいぶ昔だけど、ひどい上司がいたんだ。同じ編集部の連中4~5人で飲みに行くだろ。そろそろお開きにするかなという頃になると必ず寝るんだよ。

アソシエ:狸寝入りですか。

シマジ:そう。ご丁寧にいびきまでかくんだ。その当時は、同じ職場で飲みに行ったら一番上の人間が払うというのが常識だった。何人で飲みに行こうが、割り勘にはせず上司が一手に引き受ける。今だって本当は部長がヒラ社員を連れて飲みに行けば、部長が全額払うというのが本当だと思うけどね。そうじゃなければ、本当はヒラの社員だって部長と飲みたくはないだろう。

 それで、俺の上司だった男だけど、寝ちまうだろ。仕方ないから2番目だった俺が「じゃあここは」と、そいつの分も含めて全額支払うわけだ。そうするとこの上司、勘定が済んだ頃に目を覚まして「おっ、払っといてくれたのか。悪いな」ってんで帰っていく。いつもこれ。下品な野郎だよな。

 あの男を見ていて、吝嗇(りんしょく)は病気だと思ったね。DNAレベルに刻み込まれた生まれついての体質なんだよ。だから収入が増えても変わらない。ずっとあれで生きていったと思うよ。

 相談者は2000円のカネが気になっているんだよな。俺の感覚だと、8つも下の後輩と一緒に飲んだなら、そいつの分くらい先輩が持ってやるのが普通だけどな。後輩にはおごってやった方がいいよ。それは必ず後で何倍にもなって帰ってくるから。一緒に飲みに行くくらいだから、相談者とその後輩は仲が悪いわけじゃないよな。気前よくカネを払ってくれる先輩に恩義を感じないはずはないから、相談者が困った時や、後輩の力を借りたい時に、きっと恩返しをしてくれる。その後輩だって出世をして行くかもしれないわけだし、おごってやって損はない。先行投資だと思えばいいんだよ。

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「【6】経験や知識は人生に「知る悲しみ」をもたらす」の著者

島地 勝彦

島地 勝彦(しまじ・かつひこ)

コラムニスト

「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に。各誌編集長を歴任後、2008年11月集英社インターナショナル社長を退き、現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員