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【12】一人の時間を持て余す者は、二人の時間も持て余す

2015年9月5日(土)

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このまま一人孤独に人生を終えるのでしょうか?

Q私はこの年になってもまだ結婚をしたことがない独身です。
仕事を離れるとほとんど人とおしゃべりする機会もありません。飲みに行ってもほかの客とはあまりしゃべりません。自分から心を開かなければ相手も私の心を分かってくれないということは承知しています。会社もあと10年弱で定年ですし、その後の人生はこのまま孤独に過ぎて、ある日部屋の中でひっそりと終わるのかと思うと不安でたまりません。

心を割った話ができる相手、できれば女性を見つけたいと思っています。でも今までにそのような出会いはありませんでした。今後出会いはあるものでしょうか?

(51歳男性、建設業)

孤独を孤高にまで高める生き方を目指せ

シマジ:前も似たような相談があったな。

アソシエ:39歳の独身男性から「モテない私にアドバイスを」という相談がありました。

シマジ:俺はいい女からの色っぽい相談に乗りたいんだがな。

アソシエ:まあ、そう言わずにお願いします。

シマジ:これが、この前のように30代の男性からの相談なら「書を捨てて女を口説け」と言うところだが、50代となるとそうとも言えないな。

 仕事以外ではほとんど人とおしゃべりをしない。飲みに行ってもほかの客とは距離を保つ。おそらく、相談者はずっとそういう生き方をしてきたのだろうし、他人に自分の領域を犯されるのが苦手で、一定の距離を保つ方が楽だったのだろう。だとしたら、この年齢になっていきなり社交的になれと言っても、それは無理な相談だろう。女性に対しても尻込みしてしまうタイプなんだろうな。こういう人が人生の晩年を一緒にすごしてくれる女性を見つけようと焦ると、下手をすると結婚詐欺に引っかかりかねない。だから、無理はしない方がいいと思うね。

 いっそのこと、孤独を孤高にまで高める生き方を目指してはどうかね。例えば、ボー・ブランメルのように。

ダンディズムを貫き通したボー・ブランメル

アソシエ:不勉強ですみません。そのブランメルというのはどういう人ですか?

シマジ:ダンディズムの父と呼ばれる英国人だ。正式名ジョージ・ブライアン・ブランメル(1778~1840年:編集部註)。平民の出身ながらイートン・カレッジ、オックスフォード大学で学び、後のイギリス国王ジョージ4世の皇太子時代のご学友でもある。その日ブランメルがどんな服装でロンドンの街を歩いたかがタイムズ紙の記事になるほどの洒落者で、今の言葉で言えばファッション・リーダーだな。彼が考案したネクタイの結び方は数多く今に伝わっている。かのバイロン卿をして「ナポレオンになるよりブランメルになりたい」と言わしめたほど、貴族階級や知識階級から鍾愛(しょうあい)された人物だ。

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「【12】一人の時間を持て余す者は、二人の時間も持て余す」の著者

島地 勝彦

島地 勝彦(しまじ・かつひこ)

コラムニスト

「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に。各誌編集長を歴任後、2008年11月集英社インターナショナル社長を退き、現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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