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バングラでテロ事件に直面して感じた3つの対策

誰もが日常の隣に「非常」があることを実感する時代

2016年7月15日(金)

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途上国の貧しい学生にも教育の機会を提供しようと、世界中で映像を使った授業を行うプロジェクトを手掛けてきたNPO(特定非営利活動法人)e-Education。

創業の地、バングラデシュでは新しい挑戦として国内初となるデジタル教育国際会議を開催。教育大臣、中央銀行総裁など豪華なゲストを巻き込み、国家規模の新たなプロジェクトを進めている中、テロ事件に遭遇する……(前回の記事はこちらをご覧ください)。

「今どこにいる? ホテルにいるなら絶対外に出るな! 絶対だぞ!!」

 バングラデシュへの出張3日目となる7月1日の夜、現地パートナーであるマヒンから突然電話がありました。彼は震えた声で話を続けます。

 私の宿泊先からそう遠くないレストランでテロ事件があったこと。犯人たちは爆弾や銃を持っており人質を取って立てこもったこと。外国人を狙った事件である可能性が高く、絶対ホテルから外に出るべきではないこと。

事件直後のダッカの様子(事件直後のホテルから撮影)。普段は人であふれる中心街が無人に

 衝撃の出来事でした。私は彼の指示に従い、翌日も翌々日もホテルから出ませんでした。そしてテロ発生から日本に帰国するまでの3日間、私はずっとホテルで過ごしました。

 テロ事件の現場近くで過ごした3日間。この3日間で思ったことや考えたことをまとめ、安全でない海外で私たちが気をつけるべきこと、テロのない社会に向けて私たちに何ができるのかを書いていきいます。

バングラデシュ人質事件の概要

 バングラデシュの大型連休初日である7月1日金曜日の夜9時頃、事件は起こりました。首都ダッカにある、外国人に人気のあるレストラン「ホーリー・アーティサン・ベーカリー」が襲撃され、武装した複数の男たちはそのまま人質をとり、レストランに立て籠もりました。

 翌日バングラデシュ政府が特殊部隊を突入させて犯行グループを鎮圧したものの、日本人7人を含む人質20人が亡くなり、これから長く語り継がれるであろう悲惨な事件となりました。犠牲になった方々とそのご家族や友人、関係者の皆様には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

「バングラデシュのドラゴン桜 二人三脚編」のバックナンバー

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「バングラでテロ事件に直面して感じた3つの対策」の著者

三輪 開人

三輪 開人(みわ・かいと)

e-Education代表理事

e-Education代表理事。前代表理事の税所篤快とともに同NPOを設立。2013年にJICAを退職してこの活動に専念し、14年より2代目の代表理事になった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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