• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

バングラで国際会議、豪雨にも負けず出演キャンセルにも負けず

第3回:20代の集団が初めてのデジタル教育会議をプロデュースした!

2015年9月30日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 途上国の貧しい学生にも教育の機会を提供しようと、世界中で映像を使った授業の浸透を図ってきたNPO(特定非営利活動法人)e-Education 。

 創業の地、バングラデシュでの新しい挑戦は国内初となるデジタル教育国際会議の開催。教育大臣、中央銀行総裁など豪華なゲストを迎えた国際会議は果たして上手くいったのでしょうか?

「開人、今年は国際会議を開こう!」

 2015年1月。バングラデシュでの活動の指揮を取るマヒンは、高らかに新年の誓いを宣言しました。「デジタル教育」の必要性をバングラデシュ全土に発信し、e-Educationが映像授業の分野で随一の存在であることをアピールしようというのです。いつも以上に力の籠った目で語る彼を見て、新しい挑戦を応援しようと決めました。

 とはいっても、過去に国際会議を開催した経験はゼロ。誰をゲストに呼び、どんなテーマで会議を開くのか。開催資金はどのようにして集めたらよいのか。分からないことばかりでした。

 それでもマヒンは前へ前へと突き進んでいきます。
「開人、やったぞ! 9月2日にダッカ大学の一番良い会議場を押さえることができた!」

 こうして登壇者も開催資金の目処もたたないまま、開催日と会場が決まりました。もう引き下がるわけにはいきません。マヒンは登壇者候補への交渉を始め、私は日本で協賛してくれる企業を探して全国各地を回りました。20代の若者たちの手で、国際会議をプロデュースしようという挑戦が動き出しました。

 右も左も分からない状態で始まった新プロジェクトは、走りながら少しずつカタチが整ってきました。基調講演に一橋大学の米倉誠一郎教授が、現地のメインゲストとしてアティウル・ラーマン・バングラデシュ中央銀行総裁の登壇が確定します。2人ともマヒンの恩師。彼の想いに共感し、参加してくれることになりました。

 しかし、ここからは予想外のアクシデントが続きます。中でも大きなトラブルは登壇者の辞退でした。ICTに精通したバングラデシュ教育省の関係者にスピーチしてもらうことが決まっていたのですが、開催1カ月前に突然辞退の連絡が入りました。きっとショックを受けているであろうとマヒンに声をかけると、なんと彼はこう答えました。

「よし。これはきっとチャンスだ。教育大臣に交渉してみよう!」

 ピンチをチャンスに――。これこそ5年間e-Educationで培ってきた力であり、マヒンはこの逆境を見事チャンスに変えてみせました。教育大臣のみならず、ダッカ大学学長、日本大使の参加が決まり、役者がついに揃いました。

バングラデシュ教育大臣(写真中央)からカンファレンス登壇を快諾いただく

 しかし、そんなマヒンでも解決できないトラブルが開催日当日を襲うのでした。

コメント0

「バングラデシュのドラゴン桜 二人三脚編」のバックナンバー

一覧

「バングラで国際会議、豪雨にも負けず出演キャンセルにも負けず」の著者

三輪 開人

三輪 開人(みわ・かいと)

e-Education代表理事

e-Education代表理事。前代表理事の税所篤快とともに同NPOを設立。2013年にJICAを退職してこの活動に専念し、14年より2代目の代表理事になった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック