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中国の国際貨物列車、ロンドンへ18日で走破

「一帯一路」推進に期待集めるが、効果には疑問符も

2017年2月17日(金)

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1月18日、中国・浙江省から遠路、ロンドンに到着した貨物列車(写真:ロイター/アフロ)

 1月18日午後1時、英国のロンドン東部(イーストロンドン)のバーキング駅(Barking)にゆっくりと姿を現したのは、中国の浙江省“義烏市”から古(いにしえ)のシルクロードを経由して遠路はるばる英国へ到着した貨物列車だった。バーキング駅には、「“First freight train from China to UK  Yiwu(義烏) to London(倫敦) January 2017(中国義烏から英国ロンドンへの最初の貨物列車 2017年1月)”」と書かれた横断幕が掲げられ、多数の鉄道ファンや英国・中国の政府関係者および鉄道関係者、メディアの記者が待ちわびる中、貨物列車がバーキング駅に到着すると観衆から万雷の拍手が巻き起こった。

68個のコンテナに「百円商品」を積んで

 2017年の年が明けた1月1日の午前0時、合計700トンの輸出商品が詰まった68個のコンテナを積んだ列車番号X8024/X8065の中国・欧州直通国際貨物列車(義烏-倫敦)(以下「義・倫国際貨物列車」)が始発駅である義烏西駅から終着地の英国ロンドンへ向けて出発した。その貨物について、1月19日付の英紙「ザ・サン(The Sun)」は100万足の靴下と報じたが、そこには靴下だけでなく各種各様の日用雑貨が含まれていた。義烏市は“金華市”が管轄する“県級市(県クラスの市)”で、世界最大の“小商品批発市場(日用雑貨卸売市場)”として名高く、日本の百円ショップで販売されている商品の故郷として知られており、今では遠くアフリカ、中東からも多数の商人が押しかけている。世界のクリスマス用品の60%は義烏から出荷されていると言っても過言ではないほどである。

 今回、義・倫国際貨物列車に積み込まれたのは、“杭州海関(杭州税関)”が新たに拡張した「義烏鉄道税関検査所」で2016年11月16日に税関検査を終了した貨物で、最初の義・倫国際貨物列車ということで出発の1か月半も前に万全を期して税関検査をすませたのだった。1月1日午前0時、義烏西駅を出発した義・倫国際貨物列車は34両の車両に68個のコンテナを積んで一路英国のロンドンを目指した。列車は湖北省“武漢”、陝西省“西安”、新疆ウイグル自治区“ウルムチ”を経て隣国カザフスタンとの国境の町である新疆ウイグル自治区“阿拉山口”の税関を通過してカザフスタンへ入り、その後、ロシア、ベラルーシ、ポーランド、ドイツ、フランスに到り、英仏海峡(ドーバー海峡)トンネルを抜けて英国のケント州フォークストンに到着、さらに北西に向かって走り、1月18日午後1時にロンドン東部のバーキング駅に到着したのだった。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「中国の国際貨物列車、ロンドンへ18日で走破」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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