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ネットで告発「少林寺住職は生臭坊主」

「仏教界の大トラ」は檻に収まるか?

2015年8月7日(金)

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 日本では仏教の戒律を破る僧侶を「破戒坊主」とか「生臭坊主」とか呼ぶが、中国では“花和尚”と呼ぶ。“花和尚”とは、「仏教の戒律を守らず、酒を飲み、肉を食らうなどの行為をする和尚」を意味するが、その語源は小説『水滸伝』の登場人物の1人である和尚の“魯智深”が破戒僧で、全身に“花繍(入れ墨)”があったことから“花和尚”とあだ名されたことに起因する。

中国仏教協会副会長を実名でネット告発

 さて、2014年4月に“国家宗教事務局”が発表した資料によれば、中国全土には3.3万カ所の仏教活動拠点があり<注1>、22.2万人の僧侶がいるという。それだけの数の僧侶がいれば、その中に程度の差こそあれ一定数の破戒坊主が含まれていることは容易に想像できるし、筆者もそれらしき僧侶を度々目撃している。しかし、それが世界的に著名な名刹の住職であり、しかも“中国仏教協会”副会長であるとなると、話は別であり、聞き捨てにできない一大事である。

<注1>そのうち、大乗仏教の寺院は3600か所余り、上座部仏教(旧称:小乗仏教)の寺院は1700カ所余り。
 2015年7月25日、ネットの掲示板に『少林寺“方丈(住職)”の“釈永信”は“大老虎(大トラ)”である。誰が監督するのか』と題する実名の告発文が掲載された。告発したのは“釈正義”と名乗る人物であった。少林寺は河南省“鄭州市”の管轄下にある“登封市”に所在する禅宗の寺院であり、山号を“嵩山(すうざん)”という。少林寺は1982年に“李連傑(ジェット・リー)”主演で制作された香港映画「少林寺」によって世界中に知られるようになった少林武術発祥の地であるだけでなく、北魏時代の大和19年(西暦495年)に創建された1500年以上の歴史を持つ寺であり、インドから渡海した達磨が壁面に向かって9年間座禅を組んだことでも知られている。現在、その少林寺で名誉ある住職の位置にあるのは釈永信である。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「ネットで告発「少林寺住職は生臭坊主」」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員