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中国・大軍事パレード、巨額費用の愚

壮大な無駄遣い、2億人の貧困撲滅に投ずべき

2015年9月11日(金)

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 9月3日、北京市内で「中国人民抗日戦争及び世界反ファシスト戦争勝利70周年記念式典」と“閲兵式(軍事パレード)”が、庶民から“閲兵藍(パレードブルー)”と呼ばれた青空の下で行われた。中国メディアは、この記念式典と軍事パレードの実況中継をテレビの観衆4.89億人とインターネットの観衆10億人の合計14.89億人が見たと報じ、2008年の北京オリンピック開幕式の実況中継の観衆10億人を大きく上回ったと報じている。中国の人口は2014年末で0歳の新生児を含めて13.68億人なので、1.2億人多い勘定だが、これも白髪3千丈の類の話か。

30万人削減してもなお200万人

 さて、当日の主役は中国共産党の中央委員会総書記(第5代)であり中央軍事委員会主席(第6代)の“習近平”であった。式典で天安門の楼上に立った習近平は、その横に前々任の“江沢民”(第3代総書記、第4代主席)と前任の“胡錦涛”(第4代総書記、第5代主席)を従えて、皇帝然とした態度で次のように演説した。

「中華民族の若者は不撓不屈の精神で奮闘し、日本軍国主義の侵略者を打ち負かし、中華民族5000年の文明を守った。その戦争の中で、中国人民は多大な犠牲を払って、世界の反ファシズム戦争の東方の主戦場を支え、反ファシズム戦争勝利に大きな貢献を果たした」

「中華民族は一貫して平和を愛しており、発展がどこまで至ろうとも、中国は永遠に覇権を唱えないし、永遠に領土を拡張しない。中国は今後、軍隊の人員を30万人削減する」

 習近平は抗日戦争の主役は中国共産党であったかの如く装ったが、それが中国国民党であったことは周知の事実である。また、習近平の中国が「中華の夢」を実現しようと世界の覇権を唱えようとし、南シナ海において領土拡張に執念を燃やしていることは、どんなに虚言を弄そうとも隠しきれない事実である。中国の軍隊は総数230万人、これを30万人削減してもなお200万人で、依然として兵員数で世界一であることに変わりはないのだ。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「中国・大軍事パレード、巨額費用の愚」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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