• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

習近平訪米の成果は犯罪者2人の送還だけ

「免罪天国はない」と腐敗分子に示したが…

2015年10月2日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 9月22日の午後2時頃、中国国家主席の“習近平”は専用機で北京を出発して訪米の途についた。米国時間の22日午前中に米国西海岸に位置するワシントン州の最大都市シアトルへ到着した習近平は、国賓として9月28日まで7日間の日程で米国公式訪問を開始した。

「避罪」は許さない

 同日夜、米中関係全国委員会(National Committee on United State-China Relations)と米中貿易全国委員会(U.S.-China Business Relations)が共同で開催した歓迎晩さん会に主賓として出席した習近平は、今回の訪米期間中を通じて1回だけの中国の国家政策に関する講演を行った。講演内容は、中国経済、対外開放、法治国家、“一帯一路”など多岐にわたったが、その中で聴衆の興味を引いたのは習近平が積極的に推進する“反腐敗(腐敗撲滅)”に関する下記の発言だった。

 中国は反腐敗闘争の推進を継続し、国際社会と共に腐敗逃亡者の逮捕協力を積極的に展開することを望んでいる。中国国民はこの方面で米国の支援と協力を得ることを希望している、それによって海外に“避罪天堂(免罪天国)”が存在しないことを腐敗分子に認識させたい。

 この発言には次のような背景があった。すなわち、米国は、習近平が北京を出発する4日前の9月18日に、国際指名手配されていた腐敗分子の“楊進軍”を、習近平が北京を出発した9月22日には中国が海外逃亡犯として指名手配していた腐敗分子の“鄺媛芳(こうえんほう)”を相次いで中国へ送還していたのだった。2015年4月22日、中国は“国際刑警組織(国際刑事警察機構、略称:ICPOあるいはINTERPOL)”から“紅色通緝令(国際逮捕手配書、通称:赤手配書)”が出ている海外逃亡犯100人リスト(以下「海外逃亡犯100人リスト」)<注1>を公表したが、楊進軍はその100人のうちの1人であった。

<注1>同リストの詳細は、2015年5月1日付の本リポート「ICPO国際指名手配の中国人経済犯100人」参照。

コメント0

「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

一覧

「習近平訪米の成果は犯罪者2人の送還だけ」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

私の仕事は経営することではなく、リーダーであることです。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO