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国慶節前日の小包17連続爆発事件は冤罪か

「単独犯爆死」の超スピード解決に疑問の声

2015年10月9日(金)

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 10月1日は1949年のこの日に中華人民共和国が成立したことを記念する“国慶節(国家成立記念日)”である。例年は10月1日から3日までの3連休となるのだが、今年は10月1日から7日までの7連休となり、9月28、29、30日の3日間を休めば、10月7日まで12連休となった。めったにない長い連休に中国の国民は国慶節休暇の到来を心待ちにしていた。

2時間弱のうちに17カ所で爆発

 ところが、国慶節前日の9月30日、中国中南部に位置する広西荘族(チワン族)自治区の北部に所在する“柳州市”の“柳城県”で凶悪な連続爆発事件が発生したのだ。爆発は午後3時15分に柳城県に属する“沙埔鎮”の鎮政府ビルで発生したが、これに続いたのは、そこから14kmも離れた“大埔鎮”の鎮政府ビルでの爆発であった。その後、爆発は大浦鎮から4kmに位置する柳城県の“県城(県政府所在地)に移り、繁華街にある“商貿大楼(ビジネスビル)”、“柳城県水産牧畜局”の宿舎、家電量販店の“国美電器城”、“柳城汽車站(柳城バス停)”、柳城県政府ビル、柳城監獄行政ビル、柳城県中医院、“疾控中心(疾病予防管理センター)”、“農貿市場(自由市場)”の魚売り場、スーパーマーケットの“世紀聯華”、“計生局(家族計画局)”の宿舎などで次々と発生した。爆発は午後3時15分から5時頃まで断続的に発生し、その爆発地点は合計17カ所にも及んだのだった。

 大埔鎮にある“河西橋”の傍で宅配便を配達中であった魏さんは、突然に3階建のビルから2回の大きな爆発音が起こったのを耳にした。それと同時に3階建のビルは、1階が爆発で吹き飛び、その反動で2階と3階の外壁が捲れ上がり、濃い煙が立ち上ったという。魏さんは、「自動車が宙に舞い、ガラスというガラスが全て砕け散り、それと一緒に人も空を飛んだ」と述べた。爆発の威力の大きさに驚いて呆然としていると、周囲の人からあれは小包爆弾だと言われたという。魏さんはまさかと思って信じようとしなかったが、間もなくして彼の携帯電話に会社の上司から「直ちに配達を停止せよ」との命令があったのだった。魏さんによれば、彼がいた場所は爆発した3階建の住宅ビルからは離れていたが、爆発と同時に衝撃波を受け、危険を感じて速やかに遠ざかったという。魏さんはその直後に3回目の爆発音を耳にしたが、それは柳城県のビジネスビルで発生した爆発の音だった。

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「国慶節前日の小包17連続爆発事件は冤罪か」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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