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EU離脱でダウニング街の悪夢が始まる

移民規制もEU巨大市場も手に入らぬ英政権の混迷劇

  • FINANCIAL TIMES

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2016年4月21日(木)

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左から、デイビッド・キャメロン英首相、ボリス・ジョンソン英下院議員兼ロンドン市長、アンゲラ・メルケル独首相(イラスト:Ferguson/Financial Times)

 6月24日の朝を迎えた――。英国は国民投票で欧州連合(EU)から離脱することを僅差で決めたところだ。歓喜に沸くBREXIT(英国のEU離脱)支持派がトラファルガー広場で英国旗を振っている。疲れ果てた様子のデイビッド・キャメロン首相は、ダウニング街10番地(英首相官邸)の外に姿を現し、国民の判断を尊重すると述べ、首相として続投する意向を表明する。

 欧州全土で株価市場が急落し、危機の雰囲気が一層深まっている。フランス、ドイツ両国政府は、今やEUが政治同盟に向けて決定的な一歩を踏み出すことが肝要だとする共同声明を出し、欧州の「経済政府」創設を約束する。

 エディンバラでは、スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相が、スコットランド人は投票でEU内にとどまることに投票したと指摘し、今後はスコットランド独立に関する2度目の住民投票を要求していくと発表する。

ボリス・ジョンソン氏が急遽、首相に就任するが…

 その後数日間、英保守党政権には内紛が吹き荒れる。続投するには首相の権威が傷つきすぎたことが明らかになり、キャメロン首相は辞任する。保守党は党首選挙の実施を決める。2度目の投票で、英下院議員兼ロンドン市長を務めるボリス・ジョンソン氏が、ジョージ・オズボーン財務相を破り、政権樹立を要請される。

 ダウニング街の階段では、新首相が新たな自宅に入る前にラテン語で話して報道陣をおもしろがらせ、官邸に入る際に、玄関先の階段でつまずくようなそぶりを見せる。

*イートン校時代からラテン語を学んでいたジョンソン氏は、ラテン語は論理的な思考を身に付ける上で極めて効果があるとして、英国の公立校もラテン語教育を導入すべきだとの主張を展開していることで知られている

 ひとたび10番地に入ると、ジョンソン氏は紅茶を一杯出され、次に内閣官房長で英国官公庁を代表するジェレミー・ヘイウッド卿との面談のためにキャビネットルーム(閣議室)に案内される。内々にBREXITに反対していたことが知られているジェレミー卿は、礼儀正しいが、毅然としている。そして市場が混乱に陥っていることから、EU離脱の過程について何らかの明確さを示すことが急務だと新首相に進言する。

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