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「中国の一時的な乱高下は構造改革進展の証だ」

米GE副会長が語る、それでも中国に賭けるワケ

2015年11月24日(火)

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 数年前まで2桁成長を誇っていた、世界経済のエンジン=中国が減速している。だが、減速ばかりに目を向けても、中国の真の姿は捉えられない。

 これまで成長をけん引してきた第2次産業の低迷という「暗」の側面がある一方、消費などが新たな成長エンジンとして立ち上げる「明」の側面もある。

 それこそが、経済の構造転換が急速に進む新しい中国、「ニューチャイナ」だ。

 中国で勝ち組となっている企業はこの転換に気付き、新しい波に乗り出している。2030年までに北米の経済規模に並ぶ中国の変化を見逃す手はない。

 日経ビジネス11月23日号の特集「村田製作所、マツダ、良品計画 勝ち組が見るニューチャイナ」の連動企画第1回は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のジョン・G・ライス副会長が語る「中国に賭けるワケ」。

ジョン・G・ライス
米ゼネラル・エレクトリック(GE)副会長。米国を除く全世界の事業運営を香港から統括している。インフラ関連事業を長く歩んできた。

ライスさんは、香港に在住だとか。香港からグローバルなオペレーションを指揮する狙いはどこにあるのですか。

ライス:2011年から、香港からグローバル・オペレーションを見ています。170カ国で事業を展開している我々が21世紀に成功するためには、従来とは異なる視点でものごとを考えなければなりません。その1つが、「グローバル」と「ローカル」のバランスを、いかに取るかという視点です。

 私が入社した1978年当時、GEは20~30カ国でしか事業をしておらず、売り上げの8割は米国でした。しかし現在、売り上げの65%は米国以外からのものです。当然、企業経営の在り方も変わらなければならないでしょう。

中国経済の減速が、世界経済の大きなリスクであると指摘されて久しいですが、中国経済の現状をどのように見ていますか。

ライス:確かに中国は、明らかに減速しています。その要因は、いくつかあるでしょう。輸出の低迷や素材価格の下落。政府の腐敗撲滅運動もその1つではないでしょうか。

 中国経済は、短期的には浮き沈みが激しくなるでしょう。それでも長期的には、我々の強気な見方は全く揺るぎません。中国は世界第2位の経済大国であり、経済成長率が4~5%になったとしても、その成長率は依然としてほとんどの国より高いからです。

 さらに、インフラ関連に事業を絞り込んできたGEにとっては、中国はこれからも成長市場です。GEは、発電や水処理、ヘルスケア、航空機、鉄道といった分野で事業を展開しています。中国をはじめとする新興諸国では、これらの基本的なインフラがまだ足りておらず、これから数十年間、こうしたインフラを整備していくことになります。その中でも中国は、最大の需要が見込めます。四半期ベースで見れば受注が落ち込むこともあるでしょうが、その後はリバウンドするでしょう。

 我々が注力するインフラ分野のように、長期的なサイクルでビジネスを展開する場合、晴れた日にだけ表に出て雨が降ったら逃げ帰るようなことをしてはなりません。ビジネスではまず、相手に信頼されるパートナーになる必要があります。それは、中国でもほかの国でも変わりません。

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「「中国の一時的な乱高下は構造改革進展の証だ」」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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