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タブー視されてきた選手のメンタルヘルス問題

清原容疑者を断罪するだけでは何も変わらない

2016年2月16日(火)

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 覚醒剤を所持していたとして、警視庁組織犯罪対策5課は2月2日、埼玉西武ライオンズや読売ジャイアンツで活躍した元プロ野球選手、清原和博容疑者を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕しました。もはや、この衝撃的なニュースを知らない人はいないでしょう。

 私はこのニュースを日本出張中のホテルで知りました。港区東麻布の自宅マンションで現行犯逮捕されたとの報道でしたが、奇しくも同じ港区のホテルに滞在していた私は、野球少年だった自分が憧れていた「KKコンビ」の一人が目と鼻の先で逮捕されたという事実に、現実感の伴わない奇妙さを感じずにはいられませんでした。

 その後、テレビのニュースは清原容疑者逮捕の話題で溢れ、ソーシャルメディアも関連ポストで埋め尽くされていました。しかし、この話題の切り取られ方はどれも画一的で、清原容疑者を断罪し、いかにも同氏が昔から薬物中毒者だったと言わんがばかりの報道に溢れていました。

 確かに清原容疑者の行為は責められるべきもので、弁解の余地はありません。しかし、社会の在り方として同容疑者を悪者扱いし、切り捨てるだけの報道には正直違和感を覚えました。それは、もしかしたら私が昨年ヤンキースで起こったある事件の顛末を見ていたからかもしれません。

アルコール中毒の選手に全面的支援を約束

 ニューヨーク・ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが緊急会見を開いたのは、昨年のプレーオフ開幕前日の10月5日のことでした。同GMは、プレーオフでもローテーション入りが確実視されていたベテラン左腕のCC・サバシア投手が、アルコール依存症の治療のため戦線を離脱し、プレーオフを欠場すると発表したのです。

CC・サバシア投手(写真:AP/アフロ)

 メディアとして働く知人に聞いたのですが、ヤンキースの番記者ですら寝耳に水だったようです。それもそのはず、サバシア選手がヤンキースに戦線離脱の相談を持ち寄ったのは、その前日(プレーオフ2日前)だったのですから。

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「タブー視されてきた選手のメンタルヘルス問題」の著者

鈴木 友也

鈴木 友也(すずき・ともや)

トランスインサイト代表

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)出身。スポーツ経営学修士。中央大学非常勤講師

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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