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「我が名はNISSAN GT-R」

第373回 NISSAN GT-R【試乗編】

2017年2月27日(月)

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 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 東京マラソン直前でしたが、先々週もまたまた滑りに行ってました。

 今回は一風変わった楽しいスキースタイルをご紹介。圧雪車に乗ってリフト等が一切ない、自然の山をグングン登っていき、無圧雪はもちろんのこと、シュプールも一切付いていない文字通りのバックカントリーをガンガン滑ってしまうという夢のようなCATツアーであります。

使用する雪上車は独ケースボーラー・ゲレンデファールツォイグ社のピステンブーリー。「ピステン」の愛称で親しまれる、今や圧雪車の代名詞とも言える名車です。

 スキー場でよく見かける車輌は、後ろに大きなゲレンデ圧雪用の作業機が取り付けられていますが、こちらでは必要が無いので取り外してあります。代わりに背中には16人乗りの大きなキャビンが付いていて、ここにお客を乗せるわけです。

車窓から見る景色がこちら。こりゃもう乗っているだけでも十分に楽しいです。

 今回は特別にコックピットにも乗せていただきました。ステアリング操作はハンドルで行い、速度調整はハンドルに付いたダイヤルを回して行います。アクセルとブレーキのフットペダルはありません。右手のジョイスティックは前方のブレードを操作するためのもの。

こちらコックピット内の写真。広く快適です。ガラス面が非常に大きく。とても見晴らしが良い。

 計器類とスイッチが運転席を取り囲むようにズラッと並んでいて、一見すると飛行機の操縦席のようです。今年は余りの大雪で、去年よりも車高を10センチほど上げたのだそう。

ものすごい勢いで雪を掻き分けながら進んでいきます。使用するピステンブーリーPB400のエンジン排気量は実に8900CC(!)。最大トルクは1519Nmです。何という馬鹿力。ワイパーに着いたホースは、凍結防止用に温水を巡らすためのもの。某国の南極観測隊もこのピステンを使っています。

 かくして頂上にたどり着きました。今年は雪が多く、コンディションは最高です。本当は東京マラソンに向けて最後の調整をしなければいけないのですが、こりゃ走っている場合じゃありません。

後ろに見えるは日本海。天気晴朗絶好のスキー日和です。

 シュプールの一切付いていない斜面を、自由に滑り降りることが出来る機会など滅多にあるものではありません。それが一日に何度も出来るのですから堪らない。天候やルートにもよりますが、ここ光ヶ原FTS(ファースト・トラック・サービス)では、1日におおよそ5本から7本も滑らせてくれるのです。

ご覧くださいこの景色。林を抜けると、ストンと落ちる斜面が待っています。ああ快感。板はもちろん愛するHEADです。今回は深雪用のファットスキーを持ってきました。フツーのアルペン用の板だと、雪に埋もれてしまい楽しく滑ることが出来ないのです。

 楽しいファーストトラックツアーですが、整備されていない自然の山を滑るので危険と隣り合わせです。雪崩が起きる可能性は常にある。ですから優秀なガイドと万全の装備が必要になる訳です。

 このツアーも、必ずトップのガイドが先に滑ってルートの安全を確認し、最後の客が滑り降りるのを見届けてから、テールのガイドが降りてくるようにしています。無論参加者全員がビーコンを装備します。

 これ、知らなかったのですが、発信機が探知機を兼ねているんですね。滑っている時は全員が発信モードでいて、万一雪崩で誰かが埋まってしまったら、探索モードに切り替えて遭難者を探す、という仕組みです。ガイドも含めてツアー全員が埋まってしまったら一溜りもありませんから、危険な場所では必ず一人ずつ時間差で降りていくよう指示をされます。

ツアーを主催する須藤慎太郎くん。元々は全日本にも出場経験の有るバリバリのスキー選手です。

 彼はスノボの販売で巨万の富を手にしたのですが(BURTONの販売量はダントツで日本一です)、「自分を育ててくれたスキーとスノボに恩返しをしたい」と、まったく奇特な理由で4000万円もする特装の圧雪車をポンと購入して、このツアーを開始しました。「スキーとスノボはこんなに楽しいんだよ、と多くの人に分かってもらいたい」と。

 莫大な設備投資とともに、燃料費や人件費等結構なコストがかかりますから、格安のツアーフィーでは永遠にモトなど取れないのではないかと心配ですが、「まあ恩返しですから(笑)」と気にする様子が無い。若いのに篤志家なんですな。

 久しぶりに長いヨタとなりましたが、ご興味の有る方はこちらからアクセスしてみて下さい。ゲレンデスキーとは何もかもが違う、別世界が体験できること請け合いです。

 さてさて、それでは本編へと参りましょう。
 お待ちかね、2017年モデルのNISSAN GT-Rの登場です。

 それにしても何というタイミングでしょう。GT-Rの復活を直接指示したゴーンさんが、遂に日産の社長を退任されたのですから……。代表権のある会長に就任とのことですが、これから日産はどうなっていくのでしょう。固唾を呑んで見守りたいと思います。

コメント42件コメント/レビュー

米国在住のものです。米国でもアクセルとブレーキの踏み間違い事故は多いです。
現在の統計は知りませんが、昔、80年代は特に日本車に踏み間違い事故が多発していました。
調査の結果、アクセルとブレーキペダルが日本車はアメ車に比べると、大きさ高さともに同じようであった。
アメ車はブレーキペダルがアクセルよりはるかに大きく位置も随分と高くなっていた。
このことから、日本車もアメ車のようにブレーキペダルを大きく高くして踏み間違い事故を減らしたと聞きます。
今この種の事故が増えてきたのは、またブレーキペダルが小さくなってきたのではないでしょうか。(2017/03/13 21:13)

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「「我が名はNISSAN GT-R」」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

米国在住のものです。米国でもアクセルとブレーキの踏み間違い事故は多いです。
現在の統計は知りませんが、昔、80年代は特に日本車に踏み間違い事故が多発していました。
調査の結果、アクセルとブレーキペダルが日本車はアメ車に比べると、大きさ高さともに同じようであった。
アメ車はブレーキペダルがアクセルよりはるかに大きく位置も随分と高くなっていた。
このことから、日本車もアメ車のようにブレーキペダルを大きく高くして踏み間違い事故を減らしたと聞きます。
今この種の事故が増えてきたのは、またブレーキペダルが小さくなってきたのではないでしょうか。(2017/03/13 21:13)

ウインカー操作のタイミングを考えたら、ウインカーレバーがどちらにあっても関係ないかと思います。

ウインカーを使用は右左折のための減速や進路変更の意思表示のためなので、ウインカー操作はだいたいは減速チェンジやブレーキの前ですよね?
つまり、ウインカー操作の際は模範的な運転していればハンドルを両手で握っているわけです。
片手ハンドルなどずぼら運転が防げてよいではないですか。(2017/03/07 14:40)

明らかに速度違反をしているように受け取れますし、そう受け取っている読者も多いのではないでしょうか?
もしそうだとしたら「首都高をぶっ飛ばした」という表現がまずいのではなく、運転行為そのものが違法ですよね。

コメントに関する諸注意では「読者の皆様からの投稿の内容につきまして、その信頼性、適法性などを一切保証いたしません。」
とありますが、日経BP社では記事の内容についても「一切保証いたしません」なんでしょうか?

さらに「以下のような書き込みはご遠慮ください。公序良俗に反する内容、(中略)、法令に違反する内容、犯罪的行為に結びつく内容、(後略)」とありますが、記事がこの3つに抵触してるのは冗談にしか思えません。
今回の記事はフェル氏、編集部ともに大問題だと考えます。(2017/03/07 00:20)

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三品 和広 神戸大学教授