• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「フェルちゃん、あの時は結構グサッと来た…」

第377回 NISSAN GT-R【開発者編・その4】

2017年3月27日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 と、本編に入る前に、「今回の記事のテーマがなぜGT-Rなのか、なぜ田村さんなのか」というところをお話ししておきたい。当欄で取り上げるクルマを決定するプロセスは実は結構複雑である。

 担当編集Y田氏を含む日経BP社の編集者5名と、外部の有識者5名。更に私とADフジノ氏が入った総勢12名の取材対象車選定会議でジックリ時間をかけて決められるのだ。日経側からのメンバーの一人、日経Automotiveの編集者は、主に技術面のアドバイスを、そして日経トレンディの編集者は、自動車マーケットの視点から助言を頂いている。さらに……

 というのは真っ赤なウソで、実際は毎回行き当たりばったりの思い付き。「フェルさん、次回はどうします?相手の有ることですから早く決めて下さい」とフジノ氏にせっ突かれ、「そうね、前はミニバンだったから、次はスポーツカーにしよっか」、と答えるような、超テキトーな流れで決まっていく。

 今回GT-Rに決定したのは、年末に田村さんから直接電話を頂いたからだ。

 「2017年モデルのGT-Rには乗った?なに、まだ乗っていない?ダメじゃんそれ、すぐに乗らないと。俺が手配するから明日からでも乗ってよ」……と、こんな話から始まったのだ。

***************

「すごくそれが辛いんだ。いつも悲しいんだよ、実は」

:今回フェルちゃんに(この辺りから、私の呼び方が“フェルさん”から“フェルちゃん”に変わってきた)来てもらったのは、日産自動車について、もっと知ってもらいたいからなんだ。極端な話、GT-Rの話はし飽きちゃった……とまでは言わないけれど、淡々とすれば良いかな、と思っていて。

自分の責任に於いて開発したクルマの話を「飽きた」、とはどういうことだろう。

:フェルちゃんに電話をした時、「GT-Rに乗ってよ」と俺が言ったら、あなたはなんて返事したか覚えている?

F:自分の記憶に基づいて申し上げますと(稲田大臣調)、GT-Rは長いこと乗っていないし、大歓迎です、ありがとうございます。とお答えしたつもりですが……。

:うん。確かにそう言ってくれた。でもこうも言った。「でも田村さん、最近の日産はぜんぜんイケてないスよね」と。

F:そ、そんなことを言いましたっけ……。

:言った。俺には結構グサッと来た。日産自動車って、何か少し間違えて理解されていないかな、と思うわけ。みんなもっとちゃんと乗って評価してよと。

 ボディー剛性がどうのとか、ハンドリングがこうのとか、プロが評価するそういう面は確かに大事なのだけれど、普通にお客さんが使って、普通にクルマと一緒に生活していく中で、どうしてこの日産車の良さが伝わらないのだろうと。すごくそれが辛いんだ。いつも悲しいんだよ、実は。

コメント60

「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」のバックナンバー

一覧

「「フェルちゃん、あの時は結構グサッと来た…」」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長