大変申し訳ございません。久し振りに原稿を落としました。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
落としましたが、ヨタはちゃんと書きます(笑)
週末は沖縄で極上の時間を過ごして参りました。
“諸般の事情”で、最近沖縄へ行く回数が増えている訳ですが、今回はまた特別の旅行です。沖縄本島の中で、間違いなく最上級のホテルであるリッツ・カールトン沖縄に宿泊してきたのです。

このホテルは、もともと地元の超有力企業である金秀グループが作り、運営も行っていたのですが、集客が今ひとつアレだったたこともあり、6年前にリッツ・カールトンに運営が委託されたのです。多少の改装は施されましたが、基本的な設えは殆ど変わっていません。それでも現在は予約が困難なほどの活況ぶりです。ホテルはもちろん施設が大事ですが、運営とブランドはもっと大事、ということです。
今回は1日1組限定の「マセラティルーム」なる部屋に宿泊してきました。ここに泊まると、クアトロポルテが滞在期間中乗り放題になるのです。ホテルは外に一歩も出る必要がない程に快適な作りですが、せっかくのマセですから、ブンブン乗り回して参りました。

これはオプションになるのですが、M・A・S・E・R・A・T・Iそれぞれの文字からメニューが構成されるマセラティディナーは是非試したいところ。MがMolluscoで柔和をイメージとか、SがSalmoneでサーモンとか、Maseratiにこじ付けるために多少ムリをしている部分もありますが、まあそこはそれ。細かいことは言いっこナシです。

地元の素材をふんだんに使ったメニューは、非常にチャレンジングで、驚きの連続でした。水に囲まれた静かなレストランでの夕食は、エクスクルーシブで食事と会話に集中できます。このヴィサーニ氏、沖縄に来る前は、リッツ・カールトン上海浦東(新しい方です。上海にはリッツ・カールトンが2つあります)で副総料理長を務めておられたそうです。
驚いたのは翌日の朝食会場です。何とヴィサーニ氏自らが入り口近くの麺のコーナーに立ち、客の要望に応えてチャッチャと沖縄そばを作っているではありませんか!普通は若い者が担当する仕事です。それを総料理長自らが担当しておられるのです。

エグゼクティブ・シェフ自らが朝食のサーブを?と尋ねると、「ワタシハ、ハヤオキナモノデ」と微笑んでおられましたが、手空きのときには客の動きをじっと観察しているのが分かります。どんなメニューに人気があるのか、何が必要で、何が不要なのか。またスタッフは機能的に動いているか、静かに、しかし厳しく観察しているのです。やはり偉くなる人は行動が違います。毎日ボサッと暮らしている私は恥じ入るばかりでありました。
プールでノンビリと昼寝をしたり、隣接のスパでトリートメントを受けたりと、天国の時間を過ごし、心身とも癒やされました。いや別に癒やしが必要なほど大した生活でも無いのですが、ともかく癒やされました。

日曜にチェックアウトした後は、松山幸介くんプロデュースの、第二回CHURAUMI SUPRUN 2017 in OKINAWA TIGER BEACHに参加して参りました。SUPなるものに初めて乗ったのですが、まさかの2位に入賞いたしました。私、こうしたバランス系の物は得意なんです。

ということでボチボチ本編へと参りましょう。
> ありもので一品作ったところで、『今日は大御馳走』といったら
これは販売戦略の話で、技術を評価するかどうかの軸とは関係がないですね。(2017/07/03 15:54)