• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

最新のポルシェはケンカも強い優等生!

第411回 ポルシェ911カレラGTS【試乗編】

2017年12月4日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

絶好調のポルシェは利益率もダントツ


 ポルシェが絶好調である。

 2016年。ポルシェAGの販売台数は、SUVのカイエン、クーペの911、そしてセダンのパナメーラ等、全てを併せてトータル23万7778台である。この数字は前年度比6%増と立派なもので、売上高は4%増の223億ユーロ、営業利益は14%増の39億ユーロ。そして本業の儲けを示す営業利益率は実に17.4%(!)である。

 我が国の自動車メーカーの中で、最高の利益率を誇るSUBARUでさえ、(ほぼ)同時期の営業利益率は12.4%である(その前年は17%台に乗っていたのだが、円高にやられてしまった)。ポルシェの高収益体質がご理解いただけよう。

あまたある自動車メーカーの中で、屈指の利益率を誇るポルシェ。現在は豊富な資金をEV関連の開発に充当していると言われている。

 ポルシェの快進撃は今年も続いている。

 今年1~9月期の売上高は、170億1000万ユーロで前年比4%増。営業利益は30億ユーロで、同じく5%の増加である。ハッキリ言って大儲け。向う所敵ナシの状態だ。そこのけそこのけポルシェが通る、である。


 ポルシェの高い利益率に貢献しているのは、マカンでありパナメーラでありボクスターである。金看板の911ではない。それでもポルシェと言えば911(実はこの私の勝手な思い込みは、後のインタビューで見事に覆されるのだが……)だ。やっぱりポルシェ。いつかはポルシェ。例え紅白歌合戦で「商品名を歌うのはまかりならぬ!」、と車名を強制変更させられようとも(往時、山口百恵は「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤なクルマ」と変えて歌わされたのだ)、ポルシェはスポーツカーの頂点であり、世界中のエンジニアのお手本であり、男の夢である。

世界中のエンジニアの憧れでありお手本である911

 個人名は明かせないが、複数の国産スポーツカー開発責任者が、異口同音に「やっぱり目標はポルシェ」と明言している。

 「凄いんですよね、何もかもが。妥協がないんですよ、一切の妥協が。“ここまでやるか”って感じですね」

 「やっぱりウチも(ポルシェの車体を)買ってきて、リバース(リバース・エンジニアリング:バラバラに分解して、微に入り細に入り調査すること)掛ける訳じゃないですか。そうするともう、愕然としちゃう訳。あー、ウチじゃここまでできねぇや、って。設計とか部品とかだけじゃなくて、もう組み立てからして全然違う」

 「え?フェラーリとどっちが凄いかって?ははははは。フェルさん、あんたホントに分かってないねぇ。ポルシェはスポーツカー。フェラーリは工芸品。比べること自体がナンセンスだって。あんた本当に素人だね(笑)」

 今回試乗したのは、ポルシェ911カレラGTSである。ご存知かどうか、現在の911は、特殊なスポーツモデルの一車種を除き、全てターボ車である。いわゆるダウンサイジングターボで、「あのポルシェの水冷化」以来の大変化である。

ポルシェも遂にダウンサイジングターボに。エンジンフードを開けても何も見えない。「素人は余計なことをせんでよろしい」ということか。

コメント29件コメント/レビュー

バサバサ言っていた時代には100万円台で買える車が沢山有りましたね。でもクラッチやら金を食うのが明らかで、手を出す気にはならなかったものです。当時から屋根付きガレージでもあれば、お手頃な車を仕入れて手をかけ愛でつつ、昨今の値上がりでウハウハと言う目も見れたのかも。旧車と言えば、15年ぐらい前テスタロッサが、250万と言うのも見たことがあります。事故車でしょうが、買っておいたら今頃は…。お金はある所に集まるようで、ガレージ建てるだけですっからかんになるようじゃダメですねW。911と比べて悩むなならAMG GTあたりかなぁ。いずれにしても外車はさしものポルシェも含めて必ずどこかが壊れる=部品交換が前提の設計。というのが気に入りません。その辺は今でもなのかインポーターに確認お願いします。それと、フェルさんの提灯持ち化?業界慣れ? 問題ですが、私は三菱の時の涼しい顔したエグイ記事など、かつての天然丸出しから独自の方向に進化している(あさっての方向に突っ走る?)最近のタッチも好きですよ。(2017/12/07 17:26)

「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」のバックナンバー

一覧

「最新のポルシェはケンカも強い優等生!」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

バサバサ言っていた時代には100万円台で買える車が沢山有りましたね。でもクラッチやら金を食うのが明らかで、手を出す気にはならなかったものです。当時から屋根付きガレージでもあれば、お手頃な車を仕入れて手をかけ愛でつつ、昨今の値上がりでウハウハと言う目も見れたのかも。旧車と言えば、15年ぐらい前テスタロッサが、250万と言うのも見たことがあります。事故車でしょうが、買っておいたら今頃は…。お金はある所に集まるようで、ガレージ建てるだけですっからかんになるようじゃダメですねW。911と比べて悩むなならAMG GTあたりかなぁ。いずれにしても外車はさしものポルシェも含めて必ずどこかが壊れる=部品交換が前提の設計。というのが気に入りません。その辺は今でもなのかインポーターに確認お願いします。それと、フェルさんの提灯持ち化?業界慣れ? 問題ですが、私は三菱の時の涼しい顔したエグイ記事など、かつての天然丸出しから独自の方向に進化している(あさっての方向に突っ走る?)最近のタッチも好きですよ。(2017/12/07 17:26)

先に何人かの人たちも書いていますので私も便乗して。
フェルさんの「大人の事情」が最近よく記事に出てきます。というか感じます。以前は上手に隠せていたのでしょうが。
三菱の記事のコメント全部返し、あそこで「ああ、フェルさんは普通の自動車評論家なんだ」とばれてしまったのが致命傷でしたね。
メーカー側の人なんだと見せ付けられてからは、どうも感情移入が出来ません。
今後は上手にお願いします。
インプレッサのユーザー編を楽しみにお待ちしております。では。(2017/12/07 15:56)

911は憧れです。乗れるだけの稼ぎはないですね。
totoが当たったら、の候補には入っていますが。

ひねるキーの話がありましたが、私もひねる方が好きです。
ひねるという動作を通じて、「エンジンをかける」という気分。ドライブの時などはその動作で少し気分が高揚します。
ひねるレガシィから押すインプレッサに乗り換えてしまったわけですが、プッシュスイッチがオプションであれば付けないことを選択したと思います。

空冷⇒水冷のときにはかなり物議を醸した記憶がありますが、どう変わってもポルシェはポルシェである。
それが出せるブランド力と実力はすごいと思います。
変わっても「これがいまのポルシェだ」で通ってしまうのですから。
ポルシェに乗りたい人のが求める「本質」を外していないということなんでしょうね。変えてはいけない部分は決して変えず、ユーザーが求めるものにこたえていくというのは決して簡単なことではないと思います。(2017/12/07 14:32)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

国際交渉では、自国のことをよく知っていることが強みになります。

行天 豊雄 国際通貨研究所名誉顧問